ハンドメイドスニーカーブランドの「ヴィア サンガチオ(via SANGACIO)」が、人気シリーズ「にゅ~ずスニーカー」のNFTデジタルアートを発売しました。
ヴィア・サンガチオは、ハンドメイドスニーカーの企画・製造・販売を行う日本のブランド。代表取締役兼デザイナーの前田一輝氏が2015年に設立し、日本特有の文字であるひらがなをモチーフにしたデザインで知られ、「にゅ」の文字が印象的な「にゅ〜ず」シリーズが人気を集めています。
今回発売されたのは、ヴィア・サンガチオの人気シリーズであるにゅ~ずスニーカーを3Dワイヤーフレームで表現したNFTデジタルアートです。スニーカー制作のこだわりをデジタルで表現するべく、実際の設計図をもとに細かなディティールを再現したとのこと。
販売数量は10個、価格は0.1ETH(記事執筆時のレートで約23,000円)。NFTマーケットプレイスのOpenSeaにて、購入が可能です。
スニーカーとNFTの親和性。ファッションアイテムならではの楽しみ方
スニーカーとNFTの親和性は高く、多くのブランドがバーチャルスニーカーの制作に力を入れています。
バーチャルスニーカーは、鑑賞や収集を目的としたデジタルアートと異なり、メタバース(仮想空間)の中で自身のアバターに着用させることができるスキン(キャラクターの見た目を変更するアイテム)の一種です。メタバースにおけるスキンは、複製不可能なデータであるNFTとして販売されており、その希少性から100万円以上の高値で取引されるものも存在するほど、大きな人気を誇っています。
バーチャルスニーカーにおける過去事例としては、4月にファッションやスニーカー分野のNFTを扱うRTFKT(アーティファクト)が、親会社であるナイキとのコラボバーチャルスニーカー「Cryptokicks」を発表した例がありました。
Cryptokicksはナイキの人気スニーカーであるダンクのシルエットをもとにデザインされ、スキン・バイアルズという別のNFTを使ってゲーム内のスキンのように見た目をカスタマイズできます。8人のアーティストが制作したスキン・バイアルズはそれぞれ希少度が違い、今後、新たなカラーや機能が追加される予定になっています。
ほかには、BABYMETALがデジタルファッションレーベルの1BLOCKとコラボし、バーチャルスニーカーを販売した例もあります。こちらは全10パターンのデザインはいずれも1点ものとしてNFTを付与され、保有者はメタバースで着用可能なシューズに加え、実際に着用できるフィジカルのスニーカーも入手できるというものでした。
スニーカーとNFTは、ヴィア・サンガチオのようなデジタルアートだけでなく、バーチャルスニーカーとしてメタバース上で着用したり、同じデザインのフィジカルスニーカーを制作するといった、ファッションアイテムならではの楽しみ方があります。
ナイキ以外にも、アディダスやアンダーアーマーなど、スニーカーブランド大手が次々とNFT・メタバースへの参入を発表しており、各ブランドが今後どのような展開を見せるのか注目を集めています。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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