NFTマーケットプレイスのHEXA（ヘキサ）が、山形県西川町の道の駅「にしかわ」にて、同町の特産品である月山ビールが無料で1杯飲める「月山ビールNFT」のオークション販売を開始しました。
HEXAは、クレジットカード決済でPC・スマートフォンから簡単にNFTを購入できるNFTマーケットプレイスです。暗号資産（仮想通貨）やウォレットは一切不要で、日本円によるNFTの発行や売買が可能。これまでもHEXAメタバースと連携した「広告枠NFT」や、会員制のNFTを販売できる「会員権付きNFT」など、日本初のさまざまなNFT発行スキームを提供しています。
また西川町は、山形県の中央部にある人口約5,000人の町です。国勢調査によると、同町の人口は昭和29年にピークを迎え、15,754人を数えたものの、平成27年度調査では5,636人となり、40年間で約43.7%が減少。令和2年3月31日時点の人口は、5,187人とさらに約8%が減少するなど、今後も人口の減少が懸念されています。
西川町はこの人口減少問題を解決するため、関係人口（※）創出に力を入れており、今年4月、HEXAと地域が抱えている課題に対して民間企業と自治体が協力して、解決を目指す「包括連携協定」を締結。関係人口創出を目的に、西川町のオンラインコミュニティに参加できる「デジタル住民票NFT」を販売開始しました。
※…特定の地域に継続的に多様な形でかかわる人のこと。
今回HEXAは、西川町と旅行会社の東武トップツアーズと連携して、同町の特産品である月山ビールの魅力を広めるため、「NFTで月山ビールの魅力をバトンタッチ！」をキャッチフレーズに、道の駅にしかわで月山ビールが無料で1本飲める「月山ビールNFT」のオークション販売を開始しました。
月山ビールは、名水百選に選ばれた水と、ドイツから輸入した原料と醸造設備を使用して作られたクラフトビールです。きめ細やかな泡立ちとバランスのとれたホップの苦みと風味が特徴です。
月山ビールNFTは、保有者が道の駅にしかわを訪れると、実際に月山ビールを無料で1本飲むことができます。1人1回までで、西川町の住民は対象外となっています。また、通常は一般公開していない月山ビール工場が、1人1回見学できます（同伴者も見学可能）。
初回のNFT購入者だけでなく、その後に転売されたものを取得した場合でも、月山ビール1本無料と工場見学の特典は適用されます。なお、NFT転売額の10%は、ロイヤリティとして西川町の収益になるとのこと。
さらに、西川町の町役場を代表して、西川町つなぐ課課長である荒木真也氏による月山ビールへの想いを語ったPR動画が作成されており、NFT保有者限定コンテンツとして、PR動画の撮影舞台裏シーンの映像を閲覧することができます。
月山ビールNFTのオークション期間は、9月10日の21時59分まで。入札開始価格は1,000円で、購入後30日間は転売ができない「ロックアップ期間」になっています。
西川町は月山ビールNFTと並行して、実在する公園の「命名権NFT」と、西川町長の菅野大志氏がAIで作成したアートNFTのオークション販売も実施しています。NFTを活用したこれらの取り組みが関係人口創出につながるのか、注目を集めています。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味：筋トレ・ゲーム・株式投資。
最新の投稿
ライフ2024年2月7日東急文化村「Bunkamuraメタバース」を発表- ビジネス・リクルート2024年2月7日RED TOKYO TOWER STUDIO、新プロジェクト「NINJA RUN」発表
- マネー2024年2月7日博報堂とJAL「KOKYO NFT」実証実験第2弾を発表
- マネー2024年2月7日ワールド・コラボ・ジャパン「寺社支援型NFT PASS」を発売
