漫画界の巨匠・手塚治虫の漫画原稿で構成された初の公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」のシリーズ第一弾「鉄腕アトム」のデジタルアートNFTが120ETH(約5300万円)で落札されたことがあきらかとなりました。
手塚治虫は医学博士でありながら漫画家の道を選択し、1946年のデビューから生涯をかけて漫画を描き続け、戦後の日本にストーリー漫画を確立させた人物。今回発表されたのは、手塚治虫の漫画原稿を惜しみなく使用したデジタルモザイクアートNFTで、第一弾は「鉄腕アトム」を題材としたデジタルモザイクアートNFTとしてオークション販売されました。
メインとなる鉄腕アトムのキャラクターアート部分は、各作品の4000枚以上の白黒漫画原稿を4万点以上の断片にカットし、モザイク素材として配置。背景部分には、手塚治虫作品の色彩豊かなカラー原画840枚を配置。うち8枚は大きめのサイズで各作品固有のカラー扉絵を使用したものです。
2021年12月18日にNFTマーケットプレイスOpenSeaでオークションが行われ、最終的に120ETH(約5300万円)で落札されました。手塚プロダクションの清水義裕取締役は「手塚治虫の欠片たちが世界の人々に認めて頂き大変喜んでおります。手塚治虫もコロナ禍に苦しむ日本をはじめ世界の子供たちのお役に立てることを喜んでいることでしょう」とコメント。
手塚プロダクションは、本プロジェクトのデジタルアートNFT(モザイクアート・ジェネレーティブアート双方)の純売り上げをユニセフと日本の子供のための組織に各10%寄付することを決定しています。また、シリーズ第一弾である同作品に続き、以降「火の鳥」「ブラック・ジャック」を展開予定で、シリーズ第二弾の販売は2022年1月を予定しているとのことです。
©2021 Tezuka Productions, All Rights Reserved.
Produced by double jump.tokyo Inc.
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