AIケアマネジメント「SOIN」ChatGPT活用の新機能

AIを活用したケアマネジメント支援ツール「SOIN(そわん)」を提供するシーディーアイは、同ツールに新機能「SOIN AI Chat」を追加したと発表しました。この機能は、SOIN AIの詳細なデータ分析とChatGPTを組み合わせることで、高齢者一人ひとりの個別状況を考慮しながら、ケアマネジャーの相談相手となる新しい機能となっています。

シーディーアイは、「未来選択型のケアマネジメントを創造し、活力ある社会を実現する」というミッションのもと、高齢者のケアマネジメントを支援する目的でAIツールSOINを提供しています。

このツールには、過去のデータに基づいてAIが分析を行い、疾患情報や予防すべき悪化項目をカテゴリー別に表示する「アセスメント支援機能」が備わっています。この機能により、アセスメントの漏れを防ぎ、的確な課題分析ができます。

「支援内容提案AI」機能は、選ばれた予防項目に基づいて、利用者一人ひとりの状況に合わせた支援内容を提案し、今後の状態予測も表示。さらに、「サービスプラン提案」機能では、AIが蓄積したデータを利用して、改善志向のプランや利用者の状態に近いプランを提案します。

今回発表されたSOIN AI Chatは、SOIN AIの詳細なデータ分析とChatGPTを組み合わせて、「高齢者の個別状況に応じた相談支援」と「ケアマネジメント全般業務に関する支援」の2種類のチャットサービスを提供します。

ChatGPTは、アメリカのOpenAIによって開発された対話型AIチャットサービスで、ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが回答します。

高齢者の個別状況に応じた相談支援では、SOIN AIが基本情報と状態情報を分析し、状態予測や推奨サービスを提案します。これらのデータに基づき、ChatGPTは高齢者への個別的なアドバイスや解決策を提供。チャット形式を採用しているため、ケアマネジャーは必要に応じて質問や相談を繰り返し行うことができ、効果的なケアマネジメントができるとのこと。

ケアマネジメント全般業務に関する支援では、高齢者の個別的な情報は考慮せず、ChatGPTを活用したチャットサービスを提供します。このサービスでは、記録や申し送りの文章作成、日常業務の管理など、ケアマネジメント業務全般に関する幅広い質問や相談に対応します。

SOIN AI Chatは、SOINのケアプラン編集画面右下にある「ケアわん君」アイコンをクリックし、チャットのタイプを選択することで、自由記述形式で質問ができます。既存のSOINユーザーは追加料金なしでこの機能を利用可能です。

シーディーアイは、SOIN AI Chatの追加にあたり、「私たちは、今後もAI技術を活用し、ケアマネジメントの質を一層高めるために、機能の拡充に努めてまいります」とコメントしています。

SOIN
https://soin.tech/

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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