暗号資産のアルトコインであるドージコイン(DOGE)のミーム通貨・シバイヌ(SHIB)が、急上昇からの急降下を決めるミーム通貨らしい動きをみせたてくれました。今回の一連の動きには、またしてもテスラ社のイーロン・マスクが関係しています。
シバイヌ、マスク氏のツイートで高騰
シバイヌは、2020年8月にリリースされた新しい暗号資産です。ドージコインのミームとしてつくられたため、ドージコインに似せた犬のモチーフが特徴です。ERC-20でイーサリアムブロックチェーンで構築。国内の取引所ではまだ取り扱いがありません。
5月にも価格が高騰しましたが、10/24付近でさらに大きく上昇し、仮想通貨の時価総額で11番目の大きさとなったのです。過去1年間で4000万%強と驚く上昇率。様々な要因があるようですが、上昇のきっかけのひとつが電気自動車大手・テスラ社のCEO、イーロン・マスク氏のツイートです。
愛犬の柴犬の写真をツイッターに投稿したのですが、これがシバイヌのことを匂わせているのではないかとの憶測が飛び交ったのです。事実、彼のツイートにはシバイヌの画像を合成した投稿など、関連のリプライが飛び交っています。
イーロン・マスク氏は過去にドージコインを支持するとして、様々なミームを投稿していました。その際にもドージコインは上昇し、一気に草コインだったものが人気暗号資産への仲間入りとなったのです。
そのため今回もシバイヌの所有を裏付けるものだとして騒ぎになり価格上昇へ。ところが、、、下落をはじめてしまう事態へと陥ります。なんとマスク氏がシバイヌを所有していないとツイートしたのです。
高騰からの下落…マスク氏は「None」
これはシバイヌの情報を流すツイッターアカウントが、マスク氏にどれぐらいシバイヌを所有しているかとの問いかけに対しての答えとしてつぶやかれたもの。
これによりシバイヌは価格がぐんぐんと下がりはじめました。
暗号資産については、こうした影響力のある人間の一言で価格が乱高下することが以前からも問題視されています。ETFのアメリカでの取引開始などでビットコイン(BTC)の価格が上昇し、ふたたび暗号資産への期待感が過度に高まっている感はありましたが、今回のシバイヌ騒動は、良い意味でそうした気配に釘をさすものになったと思います。

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- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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