楽天は、NFTマーケットプレイスおよび販売プラットフォーム「Rakuten NFT」を提供開始しました。
「Rakuten NFT」は、スポーツや、音楽・アニメをはじめとするエンターテインメントなど様々な分野におけるNFTを、ユーザーが購入したり、個人間で売買したりすることができるマーケットプレイスと、IPホルダーがワンストップでNFTの発行、および販売サイトの構築が可能な独自のプラットフォームを併せ持つサービスです。
決済に楽天IDを使用できるのが特徴のひとつで、楽天の複数サービスで展開されている楽天ポイントを貯めたり、使ったりすることが可能となっています。また、Rakuten NFTで購入したNFTは、マイページにコレクションすることができ、マーケットプレイスに出品し、販売する二次流通も可能です。
NFTに関しては、電子ウォレットなど複数のサービスを組み合わせる必要があることが普及を鈍化させている原因となっています。すでに多くのユーザーがいる楽天IDに紐付けることで、こうした「いまいちわからない」といったユーザーが参加しやすくなります。
Rakuten NFTでは、2023年以降に個人によるNFTコンテンツの発行および販売ができるサービスの提供や、国内外のIPホルダーが保有するNFTの発行およびグローバルを含むマーケットへの展開、決済方法の多様化を推進していく予定となっており、より利用しやすさを追求していくことが予想されます。
ローンチ後の最初のコンテンツとしては、アニメ『ULTRAMAN』のCGアセットを使用したNFTや、漫画家・黒鉄 ヒロシ氏による描き下ろしイラストを含む、競馬をテーマにした「黒鉄ヒロシGI激闘史『2010年シリーズ』」のNFTが販売されます。
また今後は、テレビ朝日より番組の名シーンなどの貴重映像を集めたNFT、アイドル『アンダービースティー』の「NFTトレカ」や人気アニメ『TIGER & BUNNY 2』のキャラクターを使用したNFT、ビームスとのコラボや、モーニング娘。などで知られるアップフロントグループに関連するNFTに加え、『コートギアス 反逆のルルーシュ』の谷口悟朗監督が手掛け、楽天グループも一部出資を行うオリジナルアニメ企画『エスタブライフ』のビジュアルを使用したNFTなど、多数のアイテムが展開される予定です。
さらに、Jリーグ公認NFTコレクション「J.LEAGUE NFT COLLECTION PLAYERS ANTHEM」の制作・販売や、「Rakuten NFT」がセレクトするオリジナルNFTアート作品を集めた「Rakuten NFT Art Gallery」の展開も計画されており、「Rakuten NFT Art Gallery」では、第1弾として歌い手・Ado氏のイメージディレクターを務めるORIHARAによる作品をはじめ、さまざまなデジタルアート作品が今年5月以降に販売する計画もあります。
コンテンツの充実を図ることで、NFTに興味があっても何を買っていいかわからないといったユーザーが参加しやすくなることも大きいと思われます。今後、こうしたRakuten NFTの攻勢がどういった結果を生むかによって、日本のNFT企業の動きも変わってくる可能性があり注目です。
Rakuten NFT
https://nft.rakuten.co.jp/
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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