3Dアバターでリアルに。バーチャルオフィス「NTT XR Lounge」

NTT QONOQ(コノキュー)が、仮想空間でリアルオフィスのようなコミュニケーションが可能になるバーチャルオフィス「NTT XR Lounge」を法人向けに提供開始しました。

コノキューは、2022年10月に設立されたNTTドコモの子会社。個人・法人に対して、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)などXR(※)を用いて、メタバース・デジタルツイン・XRデバイスの3つの事業を柱に、さまざまなサービスやソリューションを提供しています。

※XR…現実世界と仮想世界を融合することで、現実にはないものを知覚できる技術の総称。

今回コノキューが法人向けに提供開始したNTT XR Loungeは、ハイブリッドワークや遠隔で構成される組織の課題を解決する3D空間のバーチャルオフィスです。

ユーザーは任意の場所で働きながら、PCの隣に置いたスマートフォンやタブレットを使い、3Dアバターで参加可能。常にメンバーを近くに感じながら働くことができ、気軽に話しかけたり社員の心理的な安全性を高めることができるとのこと。相談やアイディア共有がしやすい雰囲気を醸成することで、生産性の向上や離職率の低下を目指しています。

マイク・スピーカーともにオフにした場合、3Dアバターがヘッドフォンを装着

NTT XR Loungeでは、音声コミュニケーションに付随する形で3Dアバターによるコミュニケーションができます。ステータスはユーザーの操作に連動して更新され、ほかの3Dアバターと会話しているときや、1人で集中したいときなどが可視化されます。例えば、端末のマイクやスピーカーをオフにすると、3Dアバターがヘッドフォンを装着するといった形。周囲のスタッフのステータスもひと目で分かり、話しかけるタイミングが分かりやすくなっています。

また3Dアバターは、音声コミュニケーションを補足する形で、身振り手振りなど感情表現のエモート機能があり、短いテキストを吹き出しでつぶやくアテンション機能も用意されています。

オフィスライクなルーム
最大80名まで参加可能なリフレッシュルーム

さらに、業務中に利用することを考慮し、メンバーの数によってルームの広さを複数種類用意。3Dアバターを移動させることなくタップだけで会話をはじめられるなど、業務を止めずに利用できるようになっています。ルームや3Dアバターのデザインは順次追加される予定で、オリジナルルームの制作にも対応するとのこと。休憩中に利用できるよう、最大80名まで参加できるルームも準備されています。

コノキューはNTT XR Loungeの提供開始にあたり、「既存の会議ツールでは困難なちょっとした相談や雑談、テキストチャットツールで不足するリアルタイム性に着目しています。また、既存のバーチャルオフィスサービスでは、ステータスの反映漏れによるコミュニケーションの機会損失が発生しやすい状況です。これらの課題を解決するためにこの度NTT XR Loungeをリリースしました」とコメント。

今後はさらなるコミュニケーションの活性化を図る機能拡充を行なっていく予定で、単なるコミュニケーションツールではなく、組織力を向上させる、チームビルディングツールを目指すとしています。

NTT XR
Loungehttps://www.nttqonoq.com/xrlounge/

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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