TwitterはNFT関連企業4社と提携し、特定のNFTマーケットプレイスに掲載されているNFTのリンクをツイートするとタイトル・作成者・拡大画像などの詳細情報が表示される新機能「NFT Tweet Tiles」をテストしていると発表しました。
Twitterは現在、暗号資産(仮想通貨)とNFT関連の機能に力を入れています。昨年9月、投げ銭機能をアップデート。暗号資産のビットコイン(BTC)が利用できるようになり、今年2月にはイーサリアム(ETH)にも対応しています。
今年1月には、有料会員「Twitter Blue」のユーザーを対象にプロフィールアイコンにNFT画像を設定できる機能をローンチ。NFT画像に変更すると、プロフィールアイコンをクリックすることでNFTの保有者情報などが表示されるようになりました。
Twitter Blueは、月額2.99$で様々な機能が提供される有料サービスで、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでのみ提供されており、日本からはまだ申し込むことができません。ただし、一部説明画面が表示されるなどしているため、順次ローンチされていくと思われます。
今回発表されたのは、特定のNFTマーケットプレイスに掲載されているNFTのリンクをツイートすると、タイトル・作成者・拡大画像などの詳細情報が表示される新機能NFT Tweet Tilesのテストです。
Twitterのツイートによると、同機能の開発にあたり主にソラナ(SOL)のNFTを取り扱うマーケットプレイス「Magic Eden」、イーサリアムブロックチェーンに対応しているマーケットプレイス「Rarible」、フロウ(FLOW)ブロックチェーン開発企業「Dapper Labs」、スポーツ系NFTプラットフォーム「Jump.trade」の4社と提携したとのこと。
現在、iOS・Web版のTwitterを利用している一部のユーザーでテストが行われており、提携した4社が対応しているNFTのリンクには、タイトル・クリエイター・拡大画像などの詳細情報が表示されます。なお、正式なリリース日はあきらかになっていません。
イーロン・マスク氏がTwitterを買収
10月27日、アメリカの電子自動車大手テスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏が、総額440億ドル(約6兆4,000億円)でTwitterの買収成立を発表。経営陣の解任にはじまり、認証マーク有料化プランの提案や2016年に終了した動画共有サービス「Vine(バイン)」復活を示唆するなど、その動向に注目が集まっています。
イーロン・マスク氏はビットコインやドージコイン(DOGE)に投資しており、過去にはテスラの商品購入においてドージコインの決済を導入した事例があります。今後はTwitterでも暗号資産やNFT関連の機能強化を進めることが予想されます。
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