スポーツブランドのプーマ(PUMA)が、NFTコレクション「Super PUMA」をリリース。一般販売の4,000点が完売したことを発表しました。
プーマは、ルドルフ・ダスラー氏が1948年に設立したドイツのスポーツブランドです。シューズを中心に、スポーツウェアやファッションアイテムなど幅広い製品を販売しています。
今回発表されたSuper PUMAは、PFP(プロフィール画像)形式のNFTコレクションで、2月22日に計10,000点が発行されました。
10,000点のうち4,000点が1点0.15ETH(記事執筆時のレートで約33,000円)で一般販売されると、即日完売。現在はNFTマーケットプレイスOpenSeaにて、二次流通の取り引きがおこなわれています。
販売された以外の6,000点のうち4,000点は、プーマが2022年9月にリリースしたNFTコレクション「Nitro Collection NFT」の保有者を対象にエアドロップ(無料配布)され、残り2,000点はデジタルファッションブランド「10KTF」とのコラボのためプールしているとのことです。
メタバースやNFTスニーカーの展開も
プーマは以前からWeb3関連事業に力を入れており、2022年2月にアメリカ特許商標庁に対し商標登録出願をおこない、「ダウンロード可能なバーチャル商品、オンライン及びオンライン仮想世界で使用するための靴、衣類、ヘッドウェア、アイウェア、バッグ、スポーツバッグ、バックパック、スポーツ用品、美術品、おもちゃ及び付属品を特徴とするコンピュータープログラム」といったメタバースに関連した説明が記載されていました。
同年3月には、Twitterのプロフィール画像をNFTコレクション「Cool Cats(クールキャッツ)」に変更しています(現在は削除済み)。
Cool Catsは、「CryptoPunks(クリプトパンクス)」「Bored Ape Yacht Club(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)」に続き、史上3番目に二次流通最低価格が10ETHを超えた人気のNFTコレクションです。
同コレクションは、元プロボクサーのマイク・タイソン氏がTwitterのプロフィール画像に設定したことでも話題になりました。
さらに同年9月、初のメタバース(仮想空間)「Black Station」をリリースしています。
Black Stationは3つのポータルが設置されたデジタルロビー空間が軸になっており、2つのポータルではNitro Collection NFTと連動したNFTスニーカー「Nitro NFRNO」と「Nitro Fastroid」を展示。3つ目のポータルは、ニューヨーク・ファッション・ウイークのメタバースファッションショーへの入り口につながっていました。
プーマはNFT関連プロジェクトの売り上げとして、これまでに130万ドル(約1億7,500万円)を記録しています。これは競合のナイキ(NIKE)とアディダス(adidas)に次ぐ金額になり、Super PUMAをリリースしたことにより、今後も業績を伸ばすことが予想されます。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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