暗号資産取引所のクラーケン(kraken)が、NFTを担保に資金を借りられるシステムを計画していることがあきらかとなりました。
クラーケンのCEOであるジェシー・パウエル氏は「クラーケンにCryptoPunkを預けた場合、その価値を口座に反映させることができるようにしたい。そして、それを担保に資金を借りる際に、預けたNFTの清算価値を判断するシステムに取り組んでいる」とブルームバーグのインタビューにこたえています。
パウエル氏は「NFTはコレクターズアイテムとして、または暗号通貨の利益で金持ちになった人が非常に高価なTwitterのプロフィール写真を披露するための手段として消費されてきた」とNFT関連の話題がつきなかった2021年について総括。しかし2022年については「使用事例が拡大するだろう」と言い、NFTはフェーズ3に移行するのだと予測します。
「フェーズ1は投機、フェーズ2はアートの購入とアーティストの支援。そしてフェーズ3はNFTの機能的な利用です」とパウエル氏。同社のNFTマーケットプレイスに預けたNFTをクラーケンの担保として使うことも、その用途の1つになるかもしれないと言うのです。
すでにNFTマーケットプレイスは戦国時代に突入しているといっても過言ではありません。日本よりも海外のほうが顕著です。暗号資産取引所もNFTマーケットプレイスへの進出が活発になってきており、BinanceやFTX Exchangeがすでにローンチしており、さらにCoinbaseも開設を発表して話題となりました。
OpneSeaのような人気のNFTマーケットプレイスでは暗号資産を直接取り扱っていないため、クラーケンは暗号資産取引所を持つ会社に勝算があると考えているようです。
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