アパレルブランドのギャップ(GAP)が、同社初となるNFTコレクションを発表、販売開始しました。NFTの発行には、暗号資産であるテゾス(XTZ)のブロックチェーンを採用しています。
今回のNFTでは、2011年頃から突如現れ、ニューヨークの街中に出没する”いつも同じ顔”の生き物のグラフィティ「Frank Ape」で知られるアーティスト、ブランドン・サイン氏(Brandon Sines)とコラボ。
今回のコラボは同氏の作品の楽観性や平等などの表現が、「現代の米国における楽観主義」というギャップの価値観に通じるとのことで実現しました。
NFTの種類は「Common」、数量限定の「Rare」、「Epic」、オークション形式で販売する「One of a Kind」の4つのレベルに分類され、先行して価格が1番安価なCommonから販売を開始となっています。
今回発表されたNFTコレクションは「ゲーミフィケーション」の要素を取り入れ、CommonとRareを購入してパーカーのデジタルアートを入手することで、EpicでNFTを購入する権利が得られます。
Epicではデジタルアートだけでなく、ギャップとFrank Apeがコラボした現物のパーカーも付いてくるとのこと。
ギャップのデジタル・テクノロジーに関する部門の責任者は、テゾスのブロックチェーンを採用した理由を「地球に対して適切な行動をするためである。テゾスのブロックチェーンはエネルギー消費を最小限に抑える特徴を持つ」と説明。
今後の計画については、「今回の販売の後、まずは顧客がどのように、デジタルが主導する世界と関わりたいのかを見極めたい」と説明し、今後も新しいデジタル体験の計画は行っていくそうです。
ナイキ(NIKE)のバーチャルスニーカー、アベイシングエイプ(A BATHING APE®)のNFT限定アイテムなど、昨年からファッションとNFTの取り組み事例が増えています。今後どのような企画が行われていくのか期待が高まります。
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