神戸市がNFTでZ世代とのコミュニティ創出「BE KOBE NFT」

NFT・SNSマーケティング事業を展開するuzumaki creativeが、rakugokaと連携し、神戸市東京事務所との実証実験にて、NFTコレクション「BE KOBE NFT」を発売しました。

uzumaki creativeは、「常に新しい領域にクリエイティブの力で挑戦し、世の中に圧倒的価値を創出し続ける」をミッションに、地方創生xNFT事業、ARxNFT関連事業、InstagramとTikTokを軸にZ世代(※)向けのSNSマーケティング事業を展開する企業です。

※世界各国において1990年代中盤から2000年代終盤、または2010年代序盤までに生まれた世代のこと。

またrakugokaは、Z世代の視点で落語を再定義・発信するプロジェクト「Z落語」運営のほか、クリエイティブ制作やSNS運用、コミュニティ運営事業を展開する企業です。

そしてBE KOBEは、神戸市が掲げるシビックプライド・メッセージ。阪神・淡路大震災の教訓や知恵を集め、多くの人に発信する「震災20年神戸からのメッセージ発信」プロジェクトの一環として、さまざまな取り組みが行われています。

今回発表されたBE KOBE NFTは、uzumaki creativeとrakugokaが連携し、神戸市東京事務所と行うNFTを使用したZ世代とのコミュニティ創出実証プロジェクトから生まれたNFTコレクションです。

同コレクションは、神戸市にゆかりのあるアーティストKawaii SKULL氏を起用し、神戸市の紋章やモニュメントをモチーフにしたドット絵GIFアートを78種類制作。

uzumaki creativeによると、神戸市民は市外局番の「078」という数字を身近に感じており、自治体イベントや自治体サイトでも078を取り入れた名称を使用することが多いそうです。そのため、BE KOBE NFTの販売数も78点に設定したとのこと。販売数の78点に対して購入応募数が254件あり、すでに完売しています。

さらにBE KOBE NFTでは、Z世代の利用者が多いチャットツールDiscordを利用し、NFTの保有者が交流するオンラインコミュニティを運営しています。チャットによるコミュニケーションだけでなく、今後はオフラインイベント、コミュ二ティ限定のリアクションスタンプやクリエイティブ作品の公開、参加者のアイディアによる企画などの実施が予定されています。

uzumaki creativeはBE KOBE NFTの販売開始にあたり、「人口減少が進む中、地域と地域外の方々が多様に関わる関係人口の重要性が高まっており、特に市外への流出が顕著な若年層とのつながり構築は重要となっています」としたうえで、「そこで、コミュニティ形成機能に着目してNFT作品を制作するとともに、Z世代の利用が多いチャットツールDiscordを活用し、自治体として初めてNFTをきっかけに東京圏のZ世代と地域を越えて“つながる”オンラインコミュニティを運営します」とコメントしています。

多くの自治体が人口減少からくる少子高齢化、地域衰退などの問題を抱えています。特にZ世代の人口流出が課題となっており、BE KOBE NFTが問題解決のきっかけになるのか注目を集めています。

BE KOBE NFT
https://0x78.jp

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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