NFT作成プラットフォーム「NFT Garden」、アップデートで複数の新機能を追加

NFT作成プラットフォーム「NFT Garden」が、ブロックチェーン「Optimism」「Fantom」によるNFT作成に対応。さらに、NFT作成テンプレートに音楽NFTの追加や、NFT作成のサポート機能など、複数のアップデートを発表しました。

NFT Gardenは、今年1月にベータ版がリリースされたクリエイターやコンテンツホルダー向けのNFT作成プラットフォームです。ユーザーはNFT作成に関する技術や知識がなくても、プラットフォーム上で自身のコンテンツをNFT化できることが特徴で、NFTマーケットプレイスOpenSeaへの出品を含め、すべての機能を無料で利用することができます(今後、一部の機能は有料化の予定)。

NFT Gardenは、これまで「Polygon」や「Astar Network」など4つのブロックチェーン、7つのネットワークを利用したNFT作成に対応していましたが、今回のアップデートにて、イーサリアムのレイヤー2チェーンである「Optimism」と、高いセキュリティと高速処理が可能な「Fantom」、それぞれのメインネットおよびテストネットでのNFT作成が可能になったとのこと。

また、画像NFT、動画NFT、カスタムNFTの3種類から選択可能なNFT作成テンプレートに、音楽NFTを追加。MP3やMP4、WAVファイルを使ったNFTが作成できるようになりました。

NFT作成のサポート機能として、NFTやコレクションの作成時に、完了したことをWebhook(※)で通知する機能が追加されました。これにより、WebhookやSlackに対応したアプリケーションに知らせることができ、プッシュ型の状況確認を行えるようになりました。

※…アプリケーションの更新情報を他のアプリケーションへリアルタイム提供する仕組み

さらに、これまで作成したNFTのToken IDを確認する場合、OpenSeaでの確認が必要だったのが、管理画面上にToken IDが表示されるようになり、NFT詳細情報確認ページで確認できるようになりました。

NFT Gardenを運営するConnectivは今後のアップデートについて、「引き続き定期的な機能アップデートを行い、クリエイター、エンジニア双方に、より使いやすい機能を提供できるよう開発を進めてまいります」とコメントしています。

海外を中心にNFT市場が拡大していますが、国内のクリエイターが個人でNFTを作成・出品する場合、専門的な技術や知識が求められることに加え、OpenSeaなど海外のプラットフォームを利用するのが一般的で、ドキュメントが英語で手順が難しく、ハードルが高いのが現状です。

NFT Gardenだけでなく、8月には国内発のNFTマーケットプレイス「TATSUMAKI」が、NFT作成経験のないクリエイターへのサポートを開始しています。個人のクリエイターでもNFTが作成できるサービスが普及することで、国内のNFT市場も活性化していくことでしょう。

NFT Garden
https://nftgarden.app

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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