不動産クラファン「BATSUNAGU」投資家に優待付きNFT

リムズキャピタルが運営する不動産投資型クラウドファンディングサービス「BATSUNAGU」は、募集ファンドに出資した投資家に対して、優待付きNFTを配布すると発表しました。

BATSUNAGUは、リムズキャピタルが運営する不動産投資型クラウドファンディングサービスです。同サービスでは、不動産ファンドの仕組みを利用して、空き家や古民家の再生、および地方創生事業を展開しています。

リムズキャピタルによると、日本では人口減少や高齢化の影響で全国的に空き家が増加し、多くの地域が活気を失っています。国土交通省のデータによると、過去20年間で空き家の総数は約1.5倍に増加しました。これらの課題に対処するため、同社は地方創生プロジェクトにおいて金銭的リターンだけでなく、地域と投資家間のエンゲージメントを促進する方法を模索しており、今回の取り組みがその一環として実現したとのことです。

今回発表されたのは、BATSUNAGUのクラウドファンディングプロジェクトに出資した投資家に対し、優待付きNFTを配布するというものです。

対象となるプロジェクトは、空き家対策および事業承継の一環として、栃木県大田原市の森林地帯に位置する閉店した店舗を活用し、自然体験型のレストランおよび宿泊施設として再生するものです。このプロジェクトに参加を希望する投資家は、ウォレットアドレスの登録を行うことができます。

技術提供はNFTマーケットプレイス事業を展開するSBINFTが行います。SBINFTは、SBIホールディングスの傘下企業で、NFTマーケットプレイスの開発および運営を行っています。同社は、公認されたコンテンツホルダー、NFT販売事業者、または個人で活動するクリプトアーティストが制作したNFTの一次販売を提供すると同時に、利用者間でのNFTの売買(二次販売)を可能にするプラットフォームサービス「SBINFT Market」を運営しています。

クラウドファンディングで再生する不動産のイメージ図

優待付きNFTは、パブリックブロックチェーン「Polygon(ポリゴン)」上で発行され、プロジェクトの募集が終了する今年の冬を目処に、登録を希望した投資家のウォレットアドレス宛に配布される予定です。

NFTに付与される優待には、「地域および地域プロジェクトのキャラクターNFT」「プロジェクトで開発される店舗で使用可能なクーポンNFT」「プロジェクトで開催されるイベントへの参加チケットNFT」「プロジェクトで創出される商業施設や宿泊施設の利用権NFT・会員権NFT」などが含まれています。

リムズキャピタルは今回の取り組みについて、「当社では不動産投資型クラウドファンディングサービスBATSUNAGUを活用し、地方創生や空き家対策など様々な社会貢献を目指し、魅力的な施設・サービスの提供を行い、社会問題の解決に貢献出来る事業を進めてまいります。そして、不動産クラウドファンディング事業、地方創生事業、不動産の再生事業などの推進に加え、Web3およびNFT事業にも取り組み、トークンを不動産事業にも応用し、デジタルとリアルの融合を実践してまいります」と述べ、今後の展開に対する強い意気込みを示しています。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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