プロサッカーチームのアビスパ福岡が、Web3企業のフィナンシェと共同で提供するスポーツDAO「Avispa Fukuoka Sports Innovation DAO(以下、Avispa DAO)」のメンバーに、ジェネラティブNFT「Avispa Supporters NFT」を配布することを発表しました。
アビスパ福岡は、福岡市を拠点として1994年に設立されたプロサッカーチームです。熊ん蜂のキャラクター「アビー」と共に親しまれています。
またフィナンシェは、トークン発行型クラウドファンディング&コミュニティのFiNANCiEや、NFTの発行・運用を支援するFiNANCiE NFTなどのサービスを提供しているWeb3企業です。
Avispa DAOは、アビスパ福岡とフィナンシェが共同で提供するスポーツDAOで、「Web3×スポーツの力で、福岡から世界に広がるイノベーションモデルを共創する」をビジョンに掲げています。
DAO(Decentralized Autonomous Organization)は日本語で“分散型自律組織”と呼ばれ、ピラミッド型(中央集権型)の組織構造をとらず、権力や機能を分散し、管理者不在でも機能し続けることができる組織を意味します。近年は主にブロックチェーンによる組織運営形態を指す言葉として使われています。
DAOのメリットとしては、合議制で平和的に運営が進む点や、中央管理者の判断ミスが起きない点、決定スピードが速い、といったことが挙げられますが、この仕組みをスポーツの世界に持ち込むことで、サポーターがチーム運営の一部を直接担うことができ、選手との距離を縮められる、といったメリットが考えられます。
Avispa DAOへの参加条件は、FiNANCiEで販売されているアビスパトークンを888以上保有していること。888トークン以上保有していれば、DAOメンバーの証となる「MEMBERSHIP NFT」が全員に付与されます。
さらに1,800トークイン以上している保有者は、コアメンバーとしてアビスパ福岡が考案したプロジェクトへの意見やアイデア出し、投票などに参加できます。また、トークン保有数に応じたグレードが設定され、各グレードごとにリワードが受けられる仕組みになっています。
今回発表されたAvispa Supporters NFTは、Avispa DAOが発行する「サポーターのアイデンティティ醸成」を目的としたジェネラティブNFTです。
ジェネラティブNFTとはプログラムで自動生成された一つひとつの見た目が異なるデジタルアートで、SNSなどのプロフィール画像に使用できます。Avispa Supporters NFTはアビスパ福岡のサポーターをモチーフにデザインされ、発行数は3,000点。
3,000点のうちクラウドファンディングの特典として800点、アビスパトークンを6,000以上保有しているDAOメンバーに1,720点が配布され、残り480点はAvispa DAO運営保有分となっています。
具体的な配布時期はあきらかになっていないものの、Avispa Supporters NFT保有者には「保有NFTがスタジアムのオーロラビジョンに映し出される」「保有NFTをスタジアム内の看板やクラブ公式グッズに使用」「保有するNFTにライセンスが付与され、アートワークを活用した二次創作が可能」「派生NFTの優先購入権」など、さまざまな取り組みが予定されているそうです。
Avispa DAO
https://financie.jp/users/Avispa_Fukuoka/cards
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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