旭化成ホームズ、LINEを活用した「オンライン介護相談サービス」提供

住宅事業を展開する旭化成ホームズが、今年5月に設置した相談窓口「コンサルティングデスク」の新たな取り組みとして、LINEを活用した「オンライン介護相談サービス」の提供を発表しました。日本顧問介護士協会の職員が相談員を担当します。

旭化成ホームズは、旭化成グループの住宅事業を担う会社です。主力商品は戸建住宅の「ヘーベルハウス」で、集合住宅の「ヘーベルメゾン」の供給、マンション分譲、宅地分譲事業を展開しています。

また、都市型住宅のリーディングブランドとして都市における社会課題の解決に取り組んでおり、シニア向け安心賃貸住宅やサービス付き高齢者向け住宅を展開するなど、シニア事業に力を入れています。

同社は今年5月、ヘーベルハウスとヘーベルメゾンのオーナーとその家族を対象とした相談窓口のコンサルティングデスクを設置。住まい、資産、健康に関する相談を受け付け、グループ内外各社と連携を取りながら提案を行う「くらしの提案サービス」を開始しています。

今回発表されたオンライン介護相談サービスは、コンサルティングデスクが新たに開始する取り組みで、旭化成ホームズが提供する無料の会員制Webサイト「HEBELIAN NET.(ヘーベリアンネット)」に加入しているヘーベルハウスおよびヘーベルメゾンのオーナーとその家族を対象としたものです。

同サイトにログイン後、トップページのサービス一覧からオンライン介護相談のページに進み、表示された「HEBEL HAUS介護相談LINE」を友だち追加することで利用できます。

対象者はHEBELIAN NET.で設定したLINEアカウントにて、介護前や介護中の心の悩み、施設の紹介、入所後のサポートやセカンドオピニオンについて相談することができます。また、それらに付随して発生する相続や資産に関する提案のほか、相談に対するサービスの紹介を受けることも可能です。

相談員を担当するのは、福祉業界の資格を持ち、介護現場での相談業務に携わった経験がある日本顧問介護士協会所属の職員です。

オンライン介護相談サービス提供の背景には、日本の「超高齢社会問題」があります。内閣府が発表したデータによると、年齢と共に要介護認定者数が増加し、75歳以上で約32%、85歳以上では約60%が要介護認定を受けており、高齢者と暮らす家族が生活しやすい環境を整備することが課題となっています。

旭化成ホームズはオンライン介護相談サービスの開始にあたり、「介護を受けるご本人だけでなく、そのご家族様、特に平日日中に仕事をされている方々にとって、相談相手の選定や、入所施設探し、そして入所後の自宅処分や介護資金の話などをそれぞれ検討・決定していくのは簡単なことではありません」とコメント。

さらに、「それらがLINEによる一度の連絡でスタートし、ワンストップで包括的な支援を行い、お客様およびご家族皆様の介護に関する不安に寄り添い支えることで、より豊かな暮らしの実現を目指します」と述べており、新サービスにかける意気込みを示しています。

オンライン介護相談サービス
https://www.hebel-haus.com/net/owners/onlinecare/index.html

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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