楽天グループが運営するNFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」が、2022年秋から暗号資産(仮想通貨)による決済対応を開始すると発表しました。NFTの一次販売において、暗号資産ウォレットMetaMaskを通じたイーサリアム(ETH)の決済が可能になるとのこと。
Rakuten NFTは、スポーツや、音楽・アニメをはじめとするエンターテインメントなど様々な分野におけるNFTを、ユーザーが購入したり、個人間で売買したりすることができるマーケットプレイスと、IPホルダーがワンストップでNFTの発行、および販売サイトの構築が可能な独自のプラットフォームを併せ持つサービスです。
決済に楽天IDを使用できるのが特徴のひとつで、楽天の複数サービスで展開されている楽天ポイントを貯めたり、使ったりすることが可能となっています。また、Rakuten NFTで購入したNFTは、マイページにコレクションすることができ、マーケットプレイスに出品し、販売する二次流通も可能です。
今回、Rakuten NFTは2022年秋から従来の決済方法に加え、暗号資産による決済対応を開始すると発表しました。暗号資産ウォレットMetaMaskを通じたイーサリアムの決済が可能で、対応直後はNFTの一次販売のみが対象となっています。
今後は個人間でNFTを売買する二次流通でも決済や代金の受け取りが可能になり、将来的にはイーサリアム以外の暗号資産の決済についても、検討をしているとのこと。
Rakuten NFTは暗号資産による決済対応開始にあたり、「暗号資産に親しみのあるユーザーに向けて決済方法を多様化することにより、さらに多くの方に利用しやすいサービスの構築を行います。2023年以降は国内外のIPホルダーが保有するNFTのグローバルマーケットへの展開も検討しています」とコメントしています。
Rakuten NFTは「NFT市場を民主化する」ことを目的に、今年2月のサービスローンチ以降、日本発のNFTコレクションを中心に取り扱っています。
ローンチ直後に円谷プロダクションが製作するアニメ『ULTRAMAN(ウルトラマン)』のCGアセットを使用したNFTや、競馬がテーマの「黒鉄ヒロシGI激闘史『2010年シリーズ』」のNFTを販売。4月にはアニメ『TIGER & BUNNY 2』のキャラクターを使用したNFTを、6月には大島司氏の漫画『シュート!』のNFTの販売を開始しています。
さらに、今月から自治体および関係団体がNFTコンテンツを販売する「ご当地NFT」を開始。同NFTは都道府県や市区町村などが、地元出身アーティストの作品、ご当地キャラクターの動画・画像など、地域にゆかりのあるNFTコンテンツを販売するというもの。自治体が販売するNFTコンテンツを「楽天ふるさと納税」の返礼品として活用できる仕組みも導入予定となっており、グループの関連サービスと連携し、様々な取り組みを行うRakuten NFTの動向に注目が集まっています。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
最新の投稿
- ライフ2024年2月7日東急文化村「Bunkamuraメタバース」を発表
- ビジネス・リクルート2024年2月7日RED TOKYO TOWER STUDIO、新プロジェクト「NINJA RUN」発表
- マネー2024年2月7日博報堂とJAL「KOKYO NFT」実証実験第2弾を発表
- マネー2024年2月7日ワールド・コラボ・ジャパン「寺社支援型NFT PASS」を発売