コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)が、同社が提供する会員プログラム「スターバックス リワード(Starbucks Rewards)」のアメリカ会員と従業員、ウェイティングリストの一部のメンバーを対象に、Web3体験サービス「スターバックス オデッセイ(Starbucks Odyssey)」ベータ版の提供を開始しました。
スターバックスは、1971年にアメリカのワシントン州シアトルで開業した世界最大のコーヒーチェーン店です。シアトル系コーヒーの代表的存在として知られ、世界83か国で3万店舗以上を展開しています。
同社が提供するスターバックス リワードは、店舗やオンラインストアの利用時にスターバックスカードで支払いをすると、スターと呼ばれるポイントが貯まり、ドリンクやフード、コーヒー豆などと交換できる会員プログラムです。
今回ベータ版の提供が開始されたスターバックス オデッセイは、アメリカのスターバックス リワード会員と従業員を対象に、Web3体験を提供するサービスです。今年9月に取り組みが発表され、ウェイティングリストの登録をおこなっていました。
スターバックス オデッセイは、ジャーニースタンプと呼ばれるNFTやオデッセイポイントを獲得・購入することで、特典とWeb3体験を得ることができます。同サービスはスターバックス リワードの拡張版に位置づけられており、会員のログイン情報をそのまま使用することが可能です。
会員はログインすると、コスタリカにあるスターバックスのコーヒー農園「ハシエンダ アルサシア」のバーチャルツアーや、スターバックスの歴史に関するトリビア、ゲーム「スターバックス フォー ライフ(Starbucks for Life)」のプレイなど、複数のWeb3体験ができます。
またジャーニースタンプNFTを収集すると、新しいWeb3体験にアクセスできるようになり、エスプレッソマティーニを作るバーチャル授業、限定グッズの入手や限定イベントへの招待など、さまざまな特典が含まれています。
2023年にはNFTマーケットプレイスのNifty Gatewayと提携し、独自のマーケットプレイスをリリースする予定で、会員は暗号資産(仮想通貨)を必要とせず、クレジットカード決済でジャーニースタンプNFTの売買が可能になるとのことです。
スターバックスの最高マーケティング責任者であるBrady Brewer氏は、スターバックスオデッセイのベータ版提供にあたり、「スターバックスはお客様のために新たなテクノロジーを活用してイノベーションを起こし、それをメインストリームに簡単にアクセスできるようにしてきた歴史があります」としたうえで、「スターバックスオデッセイの旅は、ベータ版の開始とともに始まりました。私たちは、会員やパートナーとのコラボレーションを楽しみにしています」とコメントしています。
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- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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