音楽ストリーミングサービスの「Spotify」が、対象のNFTを保有しているユーザーのみプレイリストを試聴できる新機能をテスト。猿のNFTことBored Ape Yacht Clubのキャラクターで構成されるバンド「KINGSHIP(キングシップ)」が、同機能のテストに参加していることがわかりました。
Spotifyは、インターネット上に用意された楽曲ライブラリから音楽が再生できるストリーミングサービスです。楽曲データをスマートフォンなどのデバイスに保存せず、インターネットを通じて通信しながら再生できます。対応デバイスはスマートフォン、タブレット、パソコン、一部のAIスピーカーやスマートウォッチなど。AndroidデバイスやiPhone、iPadではアプリを通じて利用でき、パソコンはアプリでも、ブラウザからでも利用可能です。
またKINGSHIPは、人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」のキャラクター4体で構成されているバンドです。同バンドが提供するコンテンツにアクセスできるNFT「KINGSHIP Key Card NFT」を発行しています。
KINGSHIPは2月23日、「Spotifyにトークンで聴くことができるプレイリストをローンチした」とツイート。KINGSHIP Key Card NFTを保有しているユーザーのみ試聴できるプレイリストを公開しました。
プレイリストにはクイーン、スヌープ・ドッグ、レッド・ツェッペリンなど、KINGSHIPがキュレーションしたアーティストの楽曲が並んでいるとのこと。
ユーザーはKINGSHIP Key Card NFTを保管している暗号資産(仮想通貨)ウォレットをSpotifyに接続することで、プレイリストにアクセスできます。対応している暗号資産ウォレットは、MetaMask、Rainbow、Trust Wallet、Ledger Live、Zerionの5つ。
現時点ではアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドのAndroidユーザーのみ利用できるそうです。
プロフィールページでNFTを宣伝可能に?
Spotifyは以前からNFT関連の機能に力を入れています。2022年5月にはアメリカでAndroidユーザーの一部を対象に、「アーティストのプロフィールページでNFTを宣伝できる機能」のテストを実施。DJ兼プロデューサーのスティーヴ・アオキ氏と、イギリスのロックバンドThe Wombatsが参加しました。
テストの対象ユーザーは、アーティストのプロフィールページでNFTのプレビューを見られるようになっており、NFTをタップすると外部のNFTマーケットプレイスに移動して詳細を確認したり、購入することができるというもの。こちらは現在も正式なリリースは発表されていませんが、同機能が実装されれば、アーティストはプロフィールページでグッズやコンサート日程に加え、NFTのプロモーションもできるようになります。
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- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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