Space BD、アート作品を宇宙に打ち上げNFT化「宇宙×アート×NFT」

宇宙ベンチャーのSpace BDが、「宇宙×アート×NFT」プロジェクトで宇宙に打ち上げるアート作品の詳細と、今後のスケジュールを発表しました。同プロジェクトはアート作品を宇宙に打上げ、地球帰還後にNFT化する取り組みです。

Space BDは、「宇宙の最前線で事業開発を推し進める」をミッションに掲げ、宇宙のビジネスに必要なインフラやネットワーク、情報やノウハウなどを提供する日本の宇宙ベンチャーです。衛星開発・製造から打ち上げ、軌道上運用、微小重力環境を活用したライフサイエンスサービスや宇宙をテーマとした地域産業振興・教育事業など、宇宙の新たな利活用を創出する事業を展開しています。

Space BDは、アーティストMasa Hayami氏のアート作品を宇宙に打ち上げ、地球帰還後にNFT化する「宇宙×アート×NFT」や、国内外の研究機関、教育機関、民間企業の対象品を国際宇宙ステーションに打ち上げ、補給船で地球に再輸送するスペースデリバリー「-RETURN to EARTH-」など、さまざまなプロジェクトを展開しています。

今回発表されたのは、「宇宙×アート×NFT」プロジェクトで宇宙に打ち上げるアート作品の詳細と今後のスケジュールです。

今回打ち上げられるMasa Hayami氏のアート作品は、グローバルハーモニーをコンセプトに、西陣織や盆栽などの伝統工芸品と、プロジェクト参加者から集めたメッセージや絵を独自の技術でレイヤリングしたフューチャーアートです。アメリカの宇宙開発企業SpaceXが開発したファルコン9ロケットに搭載し、11月上旬に国際宇宙ステーションに打ち上げ予定となっています。

このアート作品は、Space BDが国際宇宙ステーションに提供する「きぼう」日本実験棟の中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)に搭載され、約6か月間宇宙空間に触れさせた後、2024年秋頃地球に帰還します。宇宙に打ち上げられたという証明をつけてNFT化し、展開されるとのことです。

Space BDは今回の取り組みについて、「実際にフィジカルアートを宇宙空間に触れさせ、地球に帰還させるというプロジェクトは、世界でも類を見ない取り組みとなります」としたうえで、「アート作品の制作工程から様々な人の想いが重なり、宇宙のもつ壮大で神秘的で未知なエッセンスと共に今までにない素晴らしい作品になると非常にワクワクしております」とコメント。

またMasa Hayami氏は「今回のアート作品はグローバルハーモニーを軸として、Space BD社をはじめとしたプロジェクト関係者や賛同者の想いをひとつひとつ丁寧に紡ぎあげ、“未来芸術”として形づくっていきたいと考えています。私が考える芸術は、他者への尊敬、敬意、理解などと、あたたかい愛が根底にあり、まだ未開の宇宙とともに新たなる“ハーモニー”を奏でることは大変光栄なことです」と述べており、プロジェクトにかける意気込みを示しています。

Space BD
https://space-bd.com/

あわせて読みたい
世界初、宇宙からの映像をNFT化「THE FIRST SPACE SUNRISE 2022」 GameFi 事業を展開するDigital Entertainment Asset Pte.Ltd ( DEA社)は、宇宙関連事業を手掛けるバスキュールと共同で、国際宇宙ステーションからの映像をNFT化するプ...

投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次