SBINFT、レコチョクと戦略的パートナーシップを締結

NFTマーケットプレイス「SBINFT Market」を運営するSBINFTと、音楽配信サービス事業などをおこなうレコチョクが、戦略的パートナーシップ契約を締結したことを発表しました。

レコチョクは、同名の音楽ダウンロードサービスをてがける企業。携帯電話に音楽データを配信する「着うた」のサービスをはじめておこなった会社としても知られています。

レコチョクは、国内外の音楽マーケットにおけるDirect to Fan (D2F)サービスの台頭など市場の構造変化を背景に、20年以上にわたるレコード会社とのリレーションやさまざまな音楽配信サービスを展開してきた実績を活かして、2021年に音楽業界に向けにワンストップでオンラインストアを開設できるECソリューション「murket(ミューケット)」を立ち上げています。murketでは、レコチョク独自の基盤を提供してNFTの発行から販売も支援しており、音楽配信サービスでの基盤をもとにNFTへの領域へ進出したことでも話題となっています。

レコチョクでは、音源+画像、映像+楽譜といった異なるデジタルコンテンツの組み合わせ販売やストア限定で付加価値の高いコンテンツの配信、CD・DVD 、グッズ、チケット、NFTの販売も可能となっていて、ウォレットの作成や暗号通貨の購入は不要で、法定通貨での決済が可能となっています。

またSBINFTは、Softbankなどで知られるSBIホールディングスの傘下のNFT関連企業で、運営するNFTプラットフォーム「SBINFT Market」は、SBINFT公認のコンテンツ販売者がNFTの作品を販売することができるキュレートされたパブリックチェーンによるNFTプラットフォームサービスです。

SBINFT Marketは、株式会社スマートアプリが開発したNFTマーケットプレイス「nanakusa」をリブランディングしたもので、3月より提供開始となりました。公認されたコンテンツホルダーやNFT販売事業者、個人活動するクリプトアーティストが制作したNFTの販売(一次販売)及び、利用者同士が保持しているNFTを売買(二次販売)できるNFT売買プラットフォームサービスとなっています。

今回の契約締結で、コンテンツ販売者の希望に応じて、murketで販売したNFTをSBINFT Marketでも取引が開始できるよう準備を進めているとのこと。将来的には、レコチョク基盤のNFTを制作したアーティストの作品がSBINFT Marketを通じて世界市場に流通することも想定しているそうで、アーティストの世界展開の足がかりにつなげたい考えです。

また、SBINFTは「ブロックチェーンメタバース上に土地を所有し、自社で会場を構築してイベントなどを開催しています。今回の提携により、レコチョクはSBINFTの仮想空間(メタバース)でのサービス展開に向けた開発に取り組むことができるようになります」とコメントしています。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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