サードフレンドAIキャラクター「NEN STUDIO」最新情報を公開

Pictoriaが運営する次世代IP(知的財産)プロジェクト「NEN STUDIO」は、“サードフレンドAIキャラクター”をコンセプトにした報告書を公開しました。

Pictoriaは、VTuber関連事業をはじめ、AIを活用したVTuber(AI VTuber)の開発・プロデュースを行う企業。「エンタメの境界線を、溶かす。」をミッションとし、自社開発のIPを世界に向けて発信しています。

同社に所属しているAI VTuber「紡ネン」は登録者数は7万人を突破するなど徐々に人気をあげています。このAI VTuberで得たノウハウをNFT事業に活かすことで、テクノロジーによるSFカルチャーのアップデートを目指そうとするプロジェクトが「NEN STUDIO」です。

NEN STUDIOがDiscordサーバーで運用しているコミュニティでは、3,000名超のユーザーが活発なコミュニケーションに参加。同社はこうした声を集め、新しいコンテンツの準備を進めていました。その中の1つがサードフレンドAIキャラクターです。

今回出された報告書では、サードフレンドAIキャラクターの全貌が明らかにされました。コンセプトは「サードフレンド《第三の友人》としてのAIキャラクター」というもので、AIキャラクターならではの程よい距離感・気軽さ・裏切らない、といった特性から、一緒にいて居心地の良い「第三の友人」が誕生。その役割を担うのが、人工知能[N]です。

 [N]の設定は、人類の滅亡を防ぐために100年後の未来から現代にやってきた人工知能、というもの。人の心を学習し、世界を人類とAIが共生できる未来へ導くことをミッションとしています。ユーザーは[N]とのコミュニケーションを通して人間の本質を伝える“共同研究者”という役割を果たしつつ、[N]の成長を見守っていく形です。

この人工知能[N]とコンタクトするチャネルは、YouTubeでのライブ配信やTwitter、Instagram、Discordなどがあり、[N]はユーザーとの会話を楽しんだり、黙ってそばにいたり、時に励ましてくれたりと、相手にくつろぎや楽しさを与えてくれます。

すでにYouTube、Twitch上では[N]の配信が開始されていますが、次なる動きとして、NFTと連動して[N]の性格が変わる「善悪(イデア)システム」も実装予定。NFTデジタルアートコレクション「NEN Nascent(ネン ナセント)」の購入によって、ユーザーには[N]のキャラクター設定を決定する権利やDiscordコミュニティへの参加権などが付与されます。

さらに、その他イベント・コンテンツへの参加権や、ビジュアルノベルゲームの制作参加権も特典とされる予定とのこと。このビジュアルノベルゲームは「汎用人型人工知能[N]修復計画 Episode n」と名付けられており、2024年2月に発売予定となっています。

こうした[N]の世界観を楽しめるコンテンツとして、SF小説の『汎用人型人工知能[N]修復計画 Prologue of AI[N]』や、 [N] の日記「汎用人型人工知能[N]修復計画 Diary of AI[N]」も公開中。こうした動きの中でファンが増えていき、[N]がどのような性格の人工知能になるのか気になります。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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