ユーザーが自身のスマートフォンで撮影し3Dスキャンしたアバターで、多人数同時に参加することができるイベント用メタバース(仮想空間)「ミックナイン・メタバース クラウド(以下、ミックバース)」のリリースを、システム開発会社のミックナインが発表しました。
ミックナインは、「作り出す。お客様と共に」をミッションに、Webシステムの企画・開発・運営、コンピューターソフトウェアの販売、デジタルコンテンツの取次・配信、VRコンテンツの開発事業などを展開するシステム開発会社です。旅⾏会社向けホテル予約・決済サイトを運営するエフネスと共同事業で、暗号資産(仮想通貨)で国内外60万軒以上のホテルや旅館の予約・決済ができるサイト「CRYPTO HOTELS(クリプトホテルズ)」を開発しています。
今回発表されたミックバースは、Web上でデバイスを問わず多人数同時に参加可能なイベント用メタバースです。
ユーザーは自身をスマートフォンで撮影することで3Dスキャンでき、着用している洋服に加え、髪型・体型を再現したアバターが作成可能です。これにより、他者の画像を悪用したなりすましを防ぐことができるとのことです。
ミックバースはWeb上で提供され、URLをシェアするだけでPC・スマートフォン・VRゴーグルなど、デバイスを問わず利用することが可能です。基本機能としてログイン管理、音声・テキストチャット、画面共有機能があり、多人数が同時に集まるイベントとして音楽ライブ、学会、ウェビナー、会議などの開催実績があります。また、事業者が運営するサービスのドメイン配下に埋め込む形で提供できることも特徴になっています。
12月25日には音楽ユニットglobeのデビュー10,000日を記念し、同ユニットのラッパーであるマーク・パンサー氏がDJイベントを開催しました。
さらにミックバースは、現実世界をスキャンしメタバース上に再現して提供するサービスも実施。価格は5m四方5万円からで、リモートワークで自社オフィスの仮想化や、実店舗をメタバースに展開したい事業者には、専門の技術者が現地で3Dスキャンをおこない、約2週間で提供するそうです。
ミックナインはミックバースのリリースにあたり、「これまでのメタバースでは、数万人の同時接続数を謳っていても実際には制限があり、多くて30人程度である場合が殆どでした」としたうえで、「そこで当社は、独自開発のマルチプレイ・エンジンを開発。これまで課題となっていたコストや人数制限といった制約面から解放されたメタバースイベントを実現可能です。フレームレート遅延や音声途切れ等の原因となる負荷対策も大幅に向上しました。多人数ウェビナーでの人数・品質安定性にお困りの方にも安心してご利用頂けます」とコメントしています。
ミックナイン・メタバース クラウド
https://micverse.jp/
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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