神奈川県横須賀市が、メタバースを活用した都市魅力の発信や、観光PRを目的とした「メタバースヨコスカ」のオープンを発表しました。オープンを記念して、スカジャンやカレーなどの横須賀らしいアイテムを再現した「ヨコスカ3Dアセット」を無償配布しています。
横須賀市は、神奈川県南東部に位置する市で、三浦半島の大部分を占め、中核市に指定されています。同市には、半島特有の自然や、東京湾唯一の自然島である「猿島」があります。
また、中世の三浦一族の史実や開国期を彩った歴史と文化の資産、多くの外国人の居住による国際的雰囲気と市民レベルで広がる国際交流、世界に誇る「横須賀芸術劇場」や先端的な研究開発機関の集積などの地域資源があります。
今回発表されたメタバースヨコスカは、横須賀市がメタバースを活用した都市魅力の発信や、観光PRを目的としてオープンした仮想空間です。
第1弾として、ソーシャルVRサービス「VRChat」上に、横須賀市を象徴する「ドブ板通り」や戦艦「三笠」が保存されている三笠公園などをモチーフにした「ドブ板&三笠ワールド」を公開しました。
VRChatは、他のユーザーとVR空間で「おしゃべり」ができるサービスです。文字を使ったチャットやビデオ通話とは異なり、同じ空間で、身振り手振りを交えたコミュニケーションが可能となっています。Steam(Windows版)またはOculus Storeから無料でダウンロードしてプレイすることができます。
今回公開されたワールドのドブ板では、ご当地グルメのネイビーバーガーや海軍カレーを食べたり、スカジャン店でスカジャンを見ることができます。また三笠公園では、記念艦三笠の艦内巡りや、公園内のステージでライブ配信をすることも可能です。
横須賀市によると、12月には市内の観光拠点の1つである猿島のワールドがオープンするとのこと。今後もワールドを増やし、その内容も充実させていく予定だそうです。
アバターとスカジャンを無償配布
さらに、ドブ板&三笠ワールドの公開を記念し、ピクシブが運営する総合マーケットサイト「BOOTH」にて、アバターやスカジャン、カレーやハンバーガーなどの横須賀らしいアイテムを再現したヨコスカ3Dアセットを無償配布しています。今後は外部のクリエイターとコラボレーションして3Dアセットの展開数を増やしていくとしています。
横須賀市はメタバースヨコスカのオープンにあたり、「ワールド内にはイベントに利用できるスペースや機能も完備し、メタバースのユーザーをお迎えできるように準備しています。また、ワールド内の主要な3Dアセットは世界中のクリエイターに順次公開もされる予定です。個性豊かなヨコスカ3Dアセットを使って、あなただけの表現を追求してみましょう」としたうえで、「コミュニティとともに作り上げる新感覚の観光体験、メタバースヨコスカにぜひJOINしてみてください」とコメント。
話題のメタバースを活用して、横須賀市が今後どのように魅力を発信していくかに注目が集まっています。
メタバースヨコスカ
https://metaverse-yokosuka.com/
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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