バケット、NFTを活用した「犬山市デジタル城下町プロジェクト」展開

NFTプロジェクト「CNP(CryptoNinja Partners)」を運営するバケットが、愛知県犬山市と「NFT活用に関する民間提案事業協定」を締結しました。この協定により、犬山市の地域活性化を目的とした「犬山市デジタル城下町プロジェクト」を展開していくとのことです。

バケットは、NFTプロジェクトCNPを運営する企業です。CNPに関わることで得られる「体験価値」の創造を目的に、NFT保有者向けのスマホアプリ開発、歩くことでポイントがたまるCNPポイントサービスの提供、保有特典サイトの運営、メタバースプラットフォーム内のワールド開発など、さまざまなサービスを展開しています。

また、全国の自治体向けサービスとして、「NFTによる地方創生」を推進する「あやうるむ」とコラボしたふるさと納税の返礼品企画「ふるさとCNP」を展開。CNPのキャラクターを組み合わせたNFTアートを生かし、保有者特典やレベルアップの機能をつけており、返礼品を通して、地域へ訪れるきっかけづくりをしています。

バケットは今年8月、全国の城郭を持つ自治体などと連携して、地域活性化を推進するNFTプロジェクトであるデジタル城下町プロジェクトを開始。第1弾として愛知県犬山市とNFT活用に関する民間提案事業協定を締結し、犬山市デジタル城下町プロジェクトを発表しました。

犬山市デジタル城下町プロジェクトは、NFTなどのWeb3技術を活用し、犬山城をはじめとした犬山市の歴史文化・自然・観光資源のファンを増やしていく取り組みです。犬山市デジタル城下町民であることを証明する会員証のようなNFT「Inuyama Jokers」を10,000点発行・配布することで、コミュニティを構築していくとのこと。

具体的には、同NFTの保有者は寄附や犬山城への訪問を通じてNFTの絵柄を変化させ、育てることができる仕組みになっています。また、コミュニティ内で提供するコンテンツにより、国内でも5つしかない国宝の城の1つである犬山城をより深く知ることができます。

今後はNFTの保有者限定で利用できるアプリやツールを提供し、オフラインやオンラインのイベント、各種サービスなど、NFTを保有することで得られる新しい体験づくりを予定しているそうです。

なお、Inuyama JokersはEthereumチェーンで5,000点、LINE NFTで5,000点を発行予定となっており、LINE NFTは国内のLINEアカウントがあれば利用できるため、暗号資産(仮想通貨)に馴染みがない人でもコミュニティに参加しやすくなっています。

バケットによると、NFTの発行およびコミュニティの運営は、NFTプロジェクトCNPのコミュニティと連携し、運営ノウハウや各種リソースを最大限活用した展開を行う予定だそうです。

バケットはこれらの取り組みについて、「NFTの発行後は、犬山市と共同で『犬山市デジタル城下町民』の皆さまに楽しんでいただける企画・イベント等を充実させ、犬山市の魅力に触れる方、コミュニティメンバーやファンとして地域を応援する方を増やして参ります」としたうえで、「長期的には全国の城郭を持つ自治体等との連携促進も予定しております。犬山市からはじまるデジタル城下町プロジェクトに、どうぞご期待ください」とコメント。

具体的なNFTの発行時期はあきらかになっていないものの、これまで多くの自治体とコラボを行ってきたバケットの新しい取り組みがどのように展開していくのか、今後の動向に注目が集まっています。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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