ジョブプロジェクト株式会社 堀田航真COOインタビュー

教えて!偉い人!【女子大生の社長訪問日記】

皆さんは小さい頃、どんなことで遊んでいましたか?

おままごとをした人、レゴブロックで遊んだ人、プラモデルを作っていた人、大好きなぬいぐるみと一緒に遊んでいた人。

小さい頃は毎日のように一緒に遊んでいたのに、最後に遊んだのはいつですか?

特にぬいぐるみには魂が宿るという話がありますが、本当かどうかはさておきぬいぐるみを捨てるのって抵抗がありますよね。

大切なぬいぐるみをお寺で供養し、そのぬいぐるみと一緒に写った写真をNFT化するというサービスが誕生しました。

このシリーズでは現役就活生の私が現役社長の方々を訪問し、インタビュー形式で社長さんや役員の方の人生やキャリアの選択方法について語っていただきました。

働き方改革と緊急事態宣言で変わったことはなんですか?

今後の就活生はどこを見て会社を選んだらいいの?

今世紀最大の就活氷河期を生き抜いた私が聞きたかったことをズバズバ聞いてきました。

就活生の皆様、ぜひ参考にしてみてください。

編集担当:たまご

インタビュー日時:2022年3月

目次

NFT×ECの新サービス ぬいぐるみの思い出をNFTへ

今回インタビューさせていただいたのはジョブプロジェクト株式会社のCOO堀田航真(ほりたかずま)さん。

ジョブプロジェクトは採用支援の仕事から始まり、先日最新サービス、NFTとECをかけ合わせた『ぬいぐるみとの思い出の供養をしてNFT化』するサービスをリリースされました。

ぬいぐるみ供養に込められた想いや、今後のNFT業界の可能性についてお話を伺ってきました。

小学生から高校生まではネトゲの廃人

たまご:今回のインタビューでは堀田さんの人生選択、キャリア選択、御社のサービス内容についてお話を伺っていきたいと思っています。最初に堀田さんの略歴を教えて下さい。

堀田さん:神戸市の長田出身で小さい頃はネトゲの廃人と化していました。全然勉強はしてこなかったので未だに自分が勉強が得意なのかどうかもわかりません(笑)小学校5年生のときに、めちゃくちゃモンハンにハマっていました。世間でモンハンが大ブレイクする少し前だったんですけど。

たまご:先駆者だったんですね。

堀田さん:良い風に言うとそうですね(笑)プレステ2のオンラインで、知らない人とも交流できるようになったので小5、小6のときに5000時間から6000時間くらいプレイしていました。

大学のゼミで200名と名刺交換

堀田さん:大学に入ってゲームを卒業してやっとちゃんとしたんです。大学で入ったゼミが企業の方と何かをやるという活動が多いゼミで、その中の1つでハンドメイドのショップ関連の事業の一部を手伝わせていただくというもので、結構付きっきりでやらせていただき、お店を伊勢丹やあべのハルカス、ルクアイーレ等(大阪駅近くの商業施設)に出店するお手伝いなどをしました。

たまご:ゼミで実際のビジネスに触れられるというのはとても貴重な体験ですね。

堀田さん:大学の間に200名くらいの企業の方と名刺交換しました。

たまご:200名?!すごいですね。

堀田さん:でも大学時代にお世話になったところにそのまま就職してしまおうという思いはなくて、就活は自力でやるものだと思っていたので就活は普通にやりました。

たまご:就活エピソードはなにかありますか?

堀田さん:実は僕学生時代に結婚していて、なので就活のときは「結婚していて家庭があるので絶対に辞めません」と自分を売り込んでいました(笑)

たまご:ご結婚早かったんですね。その自己PRできる人少ないでしょうし説得力がありますね。

5秒考えて上京を決断

たまご:ファーストキャリアはご出身地の近くですよね。いつ上京されたんですか?

堀田さん:新卒の会社は大阪のベンチャー企業でした。僕自身働き方がブラックなんですよ。1日21時間とか働いていて。

たまご:ほとんど寝てないじゃないですか!

堀田さん:学生時代にアルバイトをしていたときも、自分の時間を売ればお金になるということに気づいて4つアルバイトを掛け持ちしていたので、そのサイクルに慣れていたんです。学生のときも毎日朝6時~深夜12時まで働いていました。

堀田さん:でもさすがに1日21時間は長く続かず大学時代に働いていたハンドメイドの会社に転職をさせていただきました。並行して業務委託で仕事をしていたのが今の会社の代表の鈴木です。一緒にやっていた仕事がスケールする可能性があるとのことで「一緒に東京に来て仕事をしてくれるなら、法人化しようと思う」というお話を頂きまして、5秒くらい考えて上京を決断しました。

たまご:5秒はほぼ即答ですね(笑)

堀田さん:奥さんに相談せずに回答しましたね。

たまご:次の御社のサービス内容を簡単にご説明お願いします。

堀田さん:会社としては、採用支援→研修支援→それ以外にも色々ご支援(新規事業やプロジェクトの立ち上げや並走)→その中からEC支援が独立して事業部化しました。私自身は、採用支援事業→EC支援事業と動いております。

堀田さん:採用支援からスタートして、採用された後の離職や成長に課題をお持ちのクライアントさんから研修などの支援も行って欲しいとご相談を受けて、研修やプロジェクトの請負をスタートしました。

堀田さん:コロナ禍においては、リアルなサービス店舗はオープンすることすらままならなくなり、新規事業を請け負っていた弊社の案件の多くが、ドラスティックな業態変更にかかわるものになり、結果的にリアルビジネスからECへの転換を支援することが多くなっていきました。様々な業態変更のお手伝いをしていく中で、結果的にECが増えていったと言っても過言ではありません。

堀田さん:それがECの総合的なコンサルになり、さらに現在の最新サービス「ぬいぐるみ供養のNFT化」につながっていきました。

ぬいぐるみが好きな人と、NFTに触れてみたい人へ

たまご:『ぬいぐるみとの思い出を供養しNFTにするサービス』が始まった経緯について詳しく教えて下さい。

堀田さん:EC事業を支援する弊社ですが、せっかくなので最先端の機能を装着したモデルストアのような店舗を構えて、弊社のサービスを見てもらえる機会を作ろう、というのが最初のきっかけでした。ECの専門家がそろって生み出すとこれだけのクオリティのものが出来上がるんだというものを具現化するための位置づけでした。

堀田さん:次に僕自身の熱量としてWeb3領域の事業を始めたいという想いがありました。そこでNFTとECが掛け合わさった事業を始めようという流れになりました。

堀田さん:それで何をNFT化しようかなと考えたときに、当時新卒2年目だった社員がぬいぐるみを提案してくれたんです。当社の案は「小さい頃大事にしていたぬいぐるみがどうなったのか知りたい」というつぶやきでした。

堀田さん:そこからみんなで、色々議論をしていったのですが、小さい頃大事にしていたぬいぐるみって誰しも持っていたりするんですが、ひとり立ちする時に家に置いて行っちゃうんですよね。

堀田さん:理由は色々でインテリア的にダサいとか、埃っぽくて実は邪魔だとか。でも捨てられないんですよ。なんか、捨てるのは嫌で。結局実家の親が埃を被ったまま何年もとってあるみたいな。

堀田さん:断捨離しようと思った時にリサイクルとか寄付とか考えるんですが、実際そんなに引き取り手はありません。その中の選択肢の1つに『供養』があったんです。

堀田さん:それからGoogleを分析してみると『ぬいぐるみ供養』って結構検索されているんですよね。興味がある人が多いにも関わらず、力を入れて事業化しているところが少ない。ぬいぐるみ×供養×EC化×NFTでピンときまして、その方向で探り始めたんです。

堀田さん:このサービスは著作権との兼ね合いもあって平面の画像で持ち主と一緒に写った写真のNFTなのですが、将来的には3D対応にしてメタバース空間が主流になったら実際に飾れるようにできたらいいなと考えています。

たまご:それいいですね!NFTにするとメタバース空間に飾ることもできるんですね。夢が広がります。

たまご:私も小さい頃、30体くらいぬいぐるみを持っていて、全員に名前をつけていたんです。今でも全員覚えてます。年齢も特技も全員に設定があって毎日のように全部出して全員と遊んでいました。

たまご:今も実家のどこかにあるとは思うのですが、もう10年以上は会ってない気がします。リアルトイ・ストーリーですよね(笑)

堀田さん:たまごさんのような人がターゲットなんですよ!ぬいぐるみを供養するときに、当時呼んでいた名前を読み上げて供養できますし、自分と一緒に写った思い出の写真をNFTにできるんです。

たまご:思い出を絶対的なカタチで保存しておけるって素敵ですね。

堀田さん:このサービスは単純にぬいぐるみが好きという人と、NFTに触れてみたいという人にぜひ体験していただきたいです。

堀田さん:また今後はぬいぐるみ以外にもNFTの領域を拡大させていきたいと考えております。アイドルのNFT化なども面白そうですよね。

たまご:アイドルとハイタッチした空気とかどうですか?できることなら保存したいです。

堀田さん:面白い案だと思いますよ!価値をつけるのが難しいものに価値を付けることができるのもNFTですからね。

たまご:今後もいろんな分野に広がっていきそうですね。

会社を大きくして『元ジョブプロ』をブランド化したい

たまご:会社としてでも、堀田さん個人としてでも、今後やってみたいことはありますか?

堀田さん:NFT事業の拡大はもちろんなんですけど、会社をもっともっと大きくしたいです。上場は目標ではなく通過点として、自社をブランド化していきたいなと思っています。『元ジョブプロ』というだけで名が通るような会社を作っていきたいです。

たまご:『元ジョブプロ』かっこいいですね。

堀田さん:それから弊社のビジョンが『働くをつくる』なので、社員それぞれがやりたいと思ったことをいかに実現するかをみんなで考えます。それを実行に移すかどうかはその人の熱量のみを基準に判断しています。

たまご:いいですね!いくらかかるかとか影響力とかではなく、その人のやりたいという熱量のみというのは、皆さんもやりたいことを発言しやすくなりそうですね。

株式会社に代わる『DAO』という新しい会社形態

堀田さん:個人的には超絶お金持ちになりたいですし、自分が熱量を持って頑張れることをやり続けたいなと思っています。先程申し上げた通り今はWeb3領域に興味があります。

たまご:私も超絶お金持ちになりたいです!Web3領域ってどうして今そんなに注目されているのでしょうか?

堀田さん:今はFacebookやインスタを運営しているmeta社や、Google、Amazonなど一部のメガ企業の影響力が強すぎる社会です。Googleが何かを禁止したら世界中のほとんどの人がそれに従わなければならない。その社会を中央集権型といいます。

たまご:Googleなどは利用者が多すぎて、その変更に左右される人は絶対多いですよね。

堀田さん:それに対してWeb3領域、NFTやメタバースなどが一般化された社会は非中央集権だと言われています。

堀田さん:今はWeb3領域の中でもNFTはもちろんのこと、DAOにも注目しています。

たまご:DAOって何ですか?初めて聞きました。

堀田さん:DAOというのは新しい組織形態の一つで、株式会社のようなものです。株式の代わりにみんなトークンというデジタルデータを所有、売買するというシステムです。

たまご:株式会社とは違って新しい組織形態ということですね。

堀田さん:そうです。DAOは株式よりも簡単に株式の代わりになるトークンをゲットできて、コミュニティに属することができます。

堀田さん:自分がトークンを持っているプロジェクトや、組織の価値が上がれば自分の資産も上がります。それがよりモチベーションになるんです。

たまご:誰しもがお金持ちになりたい!という思いがあるでしょうからそのモチベーションを原料にできるシステムはとても面白いですね。なかなかプロジェクトや組織を自分事として認識する機会はないので、日本の経済の活性化にも繋がりそうですね。

自分が会社を選ぶんだという姿勢を忘れないこと

たまご:最後に今の就活生へメッセージをお願いします!

堀田さん:もともと弊社が採用支援事業から始まっているので、たくさんの就活生や転職活動中の方の心境などを間近で見てきました。今は世の中で「コロナで就職難だ」と言われたり、「ITの業界は引く手数多だ」と言われたり、どちらが本当なのかと戸惑うことも多いと思います。

堀田さん:でも多くの企業は会社の売上を上げたいから採用をするという考え方です。基本的に企業は採用したいんです。

堀田さん:就活生の多くは自分がどうやったら選ばれるのかというように考えがちだと思いますが、ベンチャー企業などではいかに就活生に選んでもらえるか、リクルート部門を試行錯誤している会社も多いです。

堀田さん:だから怖がり過ぎないこと。自分が会社を選ぶんだという立場で就活に臨んでください。そうすることで視座も上がると思います。面接で「自分が会社に入ったらこういう風に会社を発展させます!」と言ったら企業側も一緒に仕事をしてみたいと思うはずです。

たまご:怖がり過ぎないって大事ですね。不採用メールが来ると、自分が全否定されたみたいに感じてしまってどんどん自信がなくなってしまうと思うので、『自分が会社を選ぶんだ』という姿勢を忘れないようにするべきですね。

堀田さん:それから転職の一環で起業する人も増えています。フリーランスでも働きやすい環境ですから、生活を維持するためなら選択肢はたくさんあります。

堀田さん:自分でやってみたいことを世界に発信してトークンで世界中から資金調達をするという方法もあります。もっと気軽に転職活動をしてください。

たまご:その言葉、就活をしていた時も私にも掛けてあげたいです!

ジョブプロジェクト株式会社 会社概要

会社公式ページhttps://job-project.com/company/
採用・研修支援事業RPO(リクルートプロセスアウトソーシング)
求人サイト構築「ジョブプロCMS」開発/販売/運用代行
求人検索エンジン 広告販売/運用代行
SNS求人 広告販売/運用代行
Wantedly 販売/運用代行
自社求人メディア 開発/運用
研修支援
研修サービス「ノバシバ」の開発提供
EC支援事業総合的コンサルティング(事業計画、PL、商品MD、集客、リピート、
ECWEBサイト制作Shopify/BASE、運用、ダンボール、CRM施策)
自社EC×NFT「ぬいぐるみ供養ドットコム」
プロジェクト請負事業日テレHR 開発/販売
日テレEdu. 開発/販売
新規事業開発/並走/立ち上げ支援
PR請負
Web3.0事業立ち上げ/支援

お仕事のご依頼・ご相談

お問い合わせhttps://job-project.com/#contact

ぬいぐるみ供養ドットコム

概要https://nuigurumikuyo.com/
お申し込みhttps://nuigurumikuyo.com/products/kuyokit

編集後記

私自身小さい頃からぬいぐるみを大切にしていたので、とても親近感がわきました。

30体くらいのぬいぐるみを毎日ソファの上に並べて病院ごっこや小学校ごっこ、ピアノの発表会ごっこなどをしていて、大好きなぬいぐるみに囲まれるの空間がとても居心地よかったのを覚えています。

メタバースの空間が一般化するのはもう時間の問題でしょうから、メタバース空間にぬいぐるみを飾れるというのはとても魅力的ですね。

そして、現在は会社形態として株式会社が95%以上を占めています。

今は政治に対しても大企業の会社経営に対しても無関心の方が多いです。

でも自分の資産を増やすためならモチベーションにもなるのではないでしょうか。

株式よりも多くの層の人が簡単に始められるDAOという形態が新しい会社のカタチとして浸透する日は近いかもしれませんね。

投稿者プロフィール

たまご
たまご
恵比寿から港区女子を夢見てライターの仕事をしている新卒OLです。
夜景とイルミネーションが好きで、いつかタワーマンションに住んで都会の夜景を独り占めしたいと思っています。
インスタでハッシュタグ「豪邸」で調べることと、お風呂上りにベランダでオレンジビールを飲むことと、おいしいボンボンショコラを一日一個ずつ食べることと、ミルクティーを飲みながら読書をすることが好きです。
よろしくお願いします。
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