株式会社オンリーストーリー川角健太COOインタビュー

教えて!偉い人!【女子大生の社長訪問日記】

みなさんお金の価値ってどこにあると思いますか?

日本で最初にお金ができたのは弥生時代の和同開珎ですね。

それまでの日本人は米と野菜などを物々交換しながら生活をしていました。

世の中にお金という概念が生まれた理由は共通のものさしを作るためです。

しかし物質よりもサービス・精神への価値が大切にされるようになった現在、その売り物につけられた値札は誰が決めているのでしょうか。

そしてその値札に妥当性はあるのでしょうか。

このシリーズでは現役就活生の私が現役社長の方々を訪問し、インタビュー形式で社長さんの人生やキャリアの選択方法について語っていただきました。

働き方改革と緊急事態宣言で変わったことはなんですか?

今後の就活生はどこを見て会社を選んだらいいの?

今世紀最大の就活氷河期を生き抜いた私が聞きたかったことをズバズバ聞いてきました。

就活生の皆様、ぜひ参考にしてみてください。

編集担当:たまご

インタビュー日時:2021年9月

目次

理想形は『経営者Village』お金のない世界

今回インタビューさせていただいたのは株式会社オンリーストーリーの川角健太COO。

私は就活生と社長さんとの間をつなぐ架け橋を作る目的で社長訪問日記を連載していますが、川角さんの会社は決裁者同士のマッチングプラットフォームを作る目的で日々経営層の方とお会いしています。

多くの社長さんとお仕事をされてきた川角さんに色々アドバイスも頂いてきました。

そして川角さんが理想とする世界観がとても魅力的で引き込まれました。

決裁者同士のマッチングプラットフォーム

たまご:略歴を教えて下さい。

川角さん:法政大学を卒業後、インターン生としてオンリーストーリーに入社して半年後に取締役COOに就任しました。この会社以外の社会人経験はないので、略歴はありません。

たまご:学生時代にインターン生として入った会社にそのまま入社したわけではなく、卒業してからインターンとして入社されたんですね。(ここの経緯のお話はあとで詳しく載っています!)

たまご:御社のビジネスモデルを簡単に教えていただいてもよろしいですか?

川角さん:事業の根本は弊社独自の概念『KBM(キーパーソンベースドマーケティング)』という、会いたい企業の決裁者と出会うことを実現するサービスを運営しています。その中で、単純に決裁者に直接物を売り込みたい人と決裁者を、売る側と買う側という関係性でつなぐのではなく、あくまでも決裁者同士が出会うことで双方の経営課題解決につながるマッチングプラットフォームを目指しています。

たまご:それはM&Aのマッチングとはまた別なんですか?

川角さん:決裁者さんによって解決したい課題は様々です。顧客を増やしたいと思っている人もいれば、協業先を探している人もいれば、資金調達をしたい人もいる。その方法がM&Aのこともあります。

たまご:なるほど。経営者さんたちのそれぞれの課題を解決できる相手とのマッチングということですね。川角さんは会社でどのような役割を担っているのですか?

川角さん:取締役COOとして、主に事業全般を見ています。これまでは営業部をメインで見ておりましたが、より会社全体を見る流れになり、会社が追う数字に責任を持っています。

たまご:COOとは最高執行責任者ですよね。COOとCEOはどのように違うのでしょうか?

川角さん:弊社の場合は代表と二人で議論をしながら、代表がCEOとして経営の意思決定をし、COOである私がそれを実現していくという役割分担をしています。CEOとCOOを兼任している社長さんもいらっしゃいますが、COOはCEOの決めた会社の方針に従って業務実行する上での最高責任者という役割であることが多いですよ。

たまご:現場の意思決定を行う指揮官ということですね!

たまご:御社のアピールポイントを教えて下さい。

川角さん:世の中にない概念をサービスにし、打ち出しているところです。常に改善を繰り返しており、飽き性の人でも飽きない会社であることですね。僕も飽き性なのですが、この6年間全く飽きずに進んでこれました。

たまご:確かに社長さん同士のマッチングプラットフォームというのはあまり聞いたことないサービスでした。

たまご:コロナが会社に与えた良い影響、悪い影響はなにかありますか?

川角さん:良い影響はオンラインシフトが進んで、サービスをオンラインで完結できるようにした結果、全国の決裁者さんが登録いただけるようになったことです。悪いところは社内の文化醸成が難しくなりました。コミュニケーションを意識的に取りに行かないと、特定の人としか関われなくなるので、部門間の連携が難しくなりましたね。

たまご:出社する頻度が少なくなったことで、時間外での交流やちょっとした休憩時間の会話ができないですもんね。

たまご:御社で挑戦できることはなんですか?

川角さん:市場を生み出しにいける、次世代の当たり前を創り出せることです。いまの事業を伸ばしていくこと自体が、挑戦だと思います。あと、弊社では個人の意思でポジションチェンジも実現しやすく、気持ちがあればいくらでもきつい環境に身を置くことができます。

たまご:御社で働いたらどのような能力が身につきますか?

川角さん:経営層と対等に話せる視座、本質的な課題解決の思考、BtoB営業のノウハウなどは、仕事をする中で身についていくと思います。

たまご:どんな人が御社にマッチしますか?

川角さん:トラウマがありそれを超えたい人、変えたい自分を持っている人、答えがある物を目指すのではなく、一緒に答えを創り出したい人です。

将来の夢は、昆虫博士→野球選手→環境省

たまご:子供の頃の夢はなんでしたか?

川角さん:小さい頃は自然が好きで、虫も大好きだったので昆虫博士になりたかったです。小学校3年生から野球を始めたので、その後はありきたりですけどプロ野球選手になりたかったです。

たまご:男の子ってサッカー選手と野球選手率がすごく高いですね(笑)人気なのは知っていましたがここまで高いとは思わなかったです。

川角さん:でもそれも中学卒業までですね。高校も野球部に入ったんですけど部員100人規模の学校に入ったので、最後までベンチにすら入れませんでした。

たまご:部員100人ってそうとう強豪校ですね!私の地元じゃ考えられないです。

川角さん:そこで挫折を味わったので大学は好きなことしようと思っていました。僕は中学の時に環境問題の本を読んだんですけど、その時から環境問題にも興味を持っていて、小さい頃自然が好きだったということもあり、高校生の最後の方から本気で官僚になって環境省に入りたいと思うようになりました。

たまご:官僚ってことは国家試験を受けるつもりだったということですか?

川角さん:そうです。環境問題に興味があったので大学も人間環境学部に入り、大学1年入学式から一週間後には、国家試験の勉強をする塾の体験に行きました。

たまご:1年生からですか?!真面目すぎません?

川角さん:そうなんですよ。行ってみたら大学3年生と4年生しかいなくてそこの講師の方にも「大学2年までは遊びなさい」と言われたんです。そこで勉強を教えることを商売としている人に言われたらさすがにもっと視野を広げるべきなのかなと思って。

たまご:確かに(笑)生徒が増えるチャンスを失ってまでアドバイスしてくれたんですもんね。

川角さん:そうです。だから今までやりたくてもできなかったアウトドア系のサークルに入りました。キャンプをしたり登山をしたり。少年野球をやっていたときも神社などで近くにいるボーイスカウトの集団などを見て、やってみたいなと思っていたんです。

たまご:もともと自然が好きだったんですもんね!

たまご:それで国家試験の勉強って3、4年生で挑戦したんですか?

川角さん:結局国家試験やってません。

たまご:そうだったんですね。ではご本人の就活エピソードを教えて下さい。

川角さん:結論から言うと、就職をしない選択をしました。

たまご:ファーストキャリアは学生時代にインターンをしていた会社に入社したというわけではなく、大学を卒業してからインターンとして入社されたんですよね。

川角さん:僕はどちらかというと優等生タイプでした。小さい頃からやりたいことを押し込めて生きてきたので常にいい子でいたかったんですよね。先生たちは川角さんを目指しなさいとみんなに言ってくれるような模範生徒だったんですけど、僕の本心は本当はもっと好き勝手やりたかったんです。その葛藤で眠れない夜が高校3年生のときにあったんですよね。『このまま人生終わっていいんだろうか』って。

たまご:眠れない夜…。高校時代にそこまで現実的に将来のことを考えたことなかったです。

川角さん:社会に出ることを考え始めた当時の自分は『就職して社員になること=自分らしい生き方ではない』と思っていたんです。今思うと少し幼い考えだなあと思いますけど。

川角さん:そんな中、入ったサークルで自炊&野宿しながら2週間歩く旅をして。旅をしているときが今までで一番自分らしくいられる時間だと感じました。そこからずっとこの自分らしくいられる時間を過ごしたいと、旅にはまりました。

川角さん:当時はTwitterが流行りだしたくらいだったんですけど、Twitterで旅人日記を書いている人がいたり、旅をしながらブログでお金を稼いでいますという人がいたり、そういった生き方に憧れました。

川角さん:それから僕が大学生のときに東日本大震災があったんです。その影響で同級生にNPO団体を立ち上げる人がいたり、自分で会社を立ち上げる人がいたりと周りにも刺激的な同級生がたくさんいました。そういう仲間たちはみんな、自分らしく生きているように僕には見えて。だから普通に就職する選択肢は頭の中からどんどん薄れていきました。

たまご:なるほど。優等生だった学生時代とは真反対ですね。今考えても新卒で就職しなかったという選択は正解だったと思いますか?

川角さん:もちろんです!もしいま就活生に戻ったとしても同じ道を選択すると思います。

川角さん:ちなみに余談ですが、20歳の時の僕は大学を卒業した23歳~30歳まで自転車で世界を1周して、30歳~旅で出会った人たちを集めた秘密結社のようなものを作って、40代で政治家になって日本を変えて、50代で自分が今までお世話になった人達に恩返しをする人生なんていいなと将来を思い描いていました。

たまご:秘密結社って格好いいですね(笑)

地域の人に話しかけないことには先に進めない

たまご:日本一周を2回、世界一周を1回成し遂げたをお聞きしたのですが、日本に関してはヒッチハイクで回ったんですよね?

川角さん:そうです。旅をしているときが一番自分らしくいられるなと感じたんです。ヒッチハイクで出会った人たちって全く利害関係のない人達じゃないですか。

たまご:気が合わなかったら、言ってしまえばもう二度と会うこともない人達ですね。

川角さん:そう思うと自然と素の自分をさらけ出して話せたんですよね。でも結果としてはより人と深く繋がれたというか。だから未だに旅中に出会った人と年賀状を送り合っている人もいます。

たまご:川角さんは昔から優等生タイプだったと仰ってたと思うのですが、それってどちらかというと路線から外れたくない、人生すべて計画通りに行きたい!というイメージがあるんです。私は完全にそのタイプの人間なのでヒッチハイクなんて無計画なこと絶対にできないと思うのですが、今までと真反対のことに挑戦するのは怖くなかったですか?

川角さん:結果的にいきあたりばったりの方が僕には合っていました。とても楽しかったんです。

たまご:すごいなあ。私も食わず嫌いなだけで旅をしてみたら自分の新しい面が発見できるかもしれないです。

川角さん:ヒッチハイクは地域の人と出会って自分から話しかけていかないことには先に進めないじゃないですか。だからヒッチハイクという手法を選びました。また、いつか世界一周旅行をしたいと思っていたので、世界一周をする前に日本のことをもっとよく知りたいと思って、日本一周をしました。僕にとってはヒッチハイク日本一周はベストのやり方だったんです。

たまご:日本と海外それぞれ何地域回ったんですか?

川角さん:日本は47都道府県全部回りました!海外は10カ国回って帰ってきました。

たまご:47都道府県回ったんですね!田舎のほうが都会より優しそうです(笑)日本と海外で出会った人々の間にギャップなどはありましたか?

川角さん:やはり日本は全体的に良い人が多いです。海外ももちろん良い人はいますが、反対に騙してこようとする人も両方いました。

たまご:外国人だと認識されるとやはり言語や文化の違いが完全には理解できていないと思われて騙せそうって思われるのかも知れませんね。

アイスブレイクできる場所は人それぞれ

たまご:御社のスタートは社長インタビューだったとお聞きしたのですが、私も今社長インタビュー記事を担当しているのでアドバイスを頂きたいです!川角さんが社長インタビューを担当していたときに意識していたことはなんですか?

川角さん:1時間の取材時間をとってもらえたら倍の時間準備するというのを心がけていました。Web上の情報はすべて網羅しておいて、それまでに他社のインタビューを受けたことがある人もいるだろうからなるべく同じ質問はしないようにしました。

川角さん:今僕だから聞けること、変な切り口からの質問を探してインタビューしていました。

たまご:最近だとYouTubeに出演されている方とかもいますよね。私は今回川角さんが出演されていたYouTubeを拝見させていただきました。

たまご:インタビューする社長さんによって1時間のインタビューで仲良くなれたな、パーソナルな部分まで聞けたなという方もいれば、最後までビジネスモードを崩すことができなかったなと思う方がいます。どのように相手と打ち解けていましたか?

川角さん:アイスブレイクできる場所というのは人それぞれです。その人の盛り上がりポイントがあるので、それがどこなのかをなるべく早く見極められたらいいですよね。

川角さん:例えば、自分のパーソナルな趣味などの話で一番饒舌になる人もいれば、自分の仕事の内容について聞かれたら永遠に喋ってくれる人もいる。そのためにも事前にできる限り相手を知っておくというのは大事なんだと思います。

たまご:なるほど。相手の話についていける程度にできる限り相手の仕事分野についても理解を深めておくことが大切ですね。

川角さん:相手は自分を写す鏡ですから、相手が固い時っていうのは自分が緊張してしまって固くなっているときだと思います。だから自分からパーソナルの部分を話すことも大事だと思います。

たまご:友達の作り方と一緒ですね。友達も自分から弱みを見せると距離が近づきやすいっていう。

たまご:社長さん達にアポイントや編集点の連絡をする時、どのくらい催促連絡ってしていましたか?

川角さん:僕は向こうから切られるまで連絡し続けました。社長さんと連絡が途中で取れなくなって公開できなかった記事ももちろんあります。でもそれってお互いに時間をとったのにもったいないことですよね。

たまご:そうなんです。もったいないんですよ。

川角さん:だから事前に伝えておくというのも1つの手です。例えば「取材したにも関わらず社長さんから返信が来なくなってしまってお蔵入りになってしまった記事もあるんです。○○さんの取材はとても興味深かったので絶対に公開させたいと思っています。なのでお忙しいと思いますが頻繁にご連絡させてください」と先に伝えておく。そうすれば後々追い連絡をたくさんしたとしても引け目に感じる必要はありません。

たまご:確かに。その方法使わせていただきます!なんだか女の子の恋愛テクニックみたいですね。相手にあなたはそんなひどいことしないよね?って最初に話すやつ(笑)

川角さん:あとは今思いついたことなんですけど、Bパターンは、僕がやっていたときは直接会いに行くのが当たり前だったので時間をとってもらうだけも一苦労だったのですが、今はオンラインのインタビューが可能ですから後日30分程度時間をとってもらってその場ですべてを編集して折り合いをつけて公開の許可まで一度にもらってしまうというのはどうでしょうか?

たまご:それもいいですね!何度も連絡のラリーをしなくてもいいですもんね!

自分自身が紹介してもらえる人になる

たまご:御社のサービスに参加してくださる社長さんたちの繋がりはどのように広げていったのですか?

川角さん:最初は会社のホームページを見てメールを直接送ったり、テレアポもしていました。

たまご:テレアポもしていたんですね!

川角さん:でもテレアポは10件で諦めました(笑)でもアポイントは取らないといけません。なので『成果出せばいいでしょ?』と思い、経営者交流会に行って仲良くなった社長さんに取材1件取り付けるなどしていました。あとは取材した社長さんに次の社長さんを紹介してもらってを繰り返していました。社長さんを紹介してもらうためにも自分自身が紹介して貰える人になるというのを心がけていましたね。

たまご:自分自身が紹介してもらえる人になるというのは大切ですよね。紹介してくださった方に恥を欠かせないように。

たまご:大学を卒業してから御社のインターンとして入社したとのことでしたが、どのように御社と出会ったのですか?

川角さん:大学4年生のとき、僕は起業したい学生だったんです。それで起業したい学生と起業家をマッチングさせるイベントがあって、その中で偶然出会ったのが今の会社の社長なんです。

川角さん:当時の僕は自分一人の会社を立ち上げたくて、どこにも就職はしないという選択肢をとったので、まさか一緒に仕事をすることになるなんて思っていなかったのですが、いざ大学を卒業して何やろうとなったときに、やはり自分がやりたいことをやるためにも弊社のいろんな社長さんの生き方や意見を聞ける場というのは勉強になると思い、社長に連絡しました。

川角さん:当初は盗めるもの盗んで「半年で独立するから半年だけインターンとして雇ってほしい」とお願いして、入社しました。

たまご:半年で独立計画?!それを最初に宣言してしまうのもすごいですね。

川角さん:結局は一緒にやることになって半年で役員になるんですけど。

たまご:どうやったらインターンから役員になれるんですか?

川角さん:僕そのタイミングで結婚しようと思って(笑)

たまご:結婚ですか?!結構早くにご結婚されたんですね。

川角さん:インターン生だった23歳のときにプロポーズしました。結婚するとなってさすがにインターン生じゃ家計を支えられないので真面目に仕事しようと思ったときに自分の前には選択肢が3つありました。①会社員になって安定を手に入れる。②独立する。③オンリーストーリーの役員になる。

川角さん:1つ目は自分らしくないなと思ったのですぐに選択肢から消したんですけど、残りの2つで悩んで、弊社の代表と将来のビジョンが似ていたというのと、代表と僕の得意なことが真反対だったのでビジネスパートナーとして最適だったことから、3つ目の選択肢を選びました。

たまご:会社立ち上げのほぼ最初からいらっしゃるということですよね?

川角さん:僕が入ったのは、2期目ですね!

能力の等価交換でお金のない世界

たまご:川角さんのお話を聞いているとすごくお金持ちの家に生まれたのかなというくらいお金に執着がないように感じます。

川角さん:お父さんはサラリーマン、お母さんは専業主婦という、一般的な家庭で育ったんですけど、なぜか僕はもともとお金が嫌いな人間だったんです。(今は捉え方が変わりましたが)

たまご:お金嫌いな人っているんですね。

川角さん:なぜかずっと、お金は悪だって思っていました。だから昔からなかなかお金も稼げなかったし、学生の頃はボランティアでずっと人のために活動し続けていました。でも先程も話したように自分らしく生きたいとずっと思っていて、自分らしくみんなが生きるのを邪魔しているものって何なのかなと考えたときに、みんなお金に縛られているからやりたいことをして生きていけないんだろうなと思ったんです。

たまご:まあみんなまず最初はお金のために働いているでしょうね。お金が無限にあったら今の仕事を辞めたいという人はたくさんいると思います。

川角さん:そうなんです。お金を稼ぐことが目的化されているのはなんか違うなと思うんです。

川角さん:お金の本質は価値と価値の交換です。もし僕とたまごちゃんがいて、僕が最大限の価値を提供したのに対して、たまごちゃんも自分にできる最大限の価値を提供してくれたとしたらそこにお金って存在する必要ないじゃないですか。

たまご:確かに。私が川角さんの最大限と同等の価値を提供できればですけど。

川角さん:人それぞれ得意なことがあるわけだから、能力の等価交換をしていくことができればお金がない世界を実現できるのではないかというのが僕が一番理想としている世界なんです。

たまご:すごく壮大な話になってきましたね。

川角さん:この話してたら結構インタビューの趣旨とズレちゃうかもしれないんですけど大丈夫ですか?

たまご:今の所理解できてます。面白いので続きお願いします。

日本は先進国から超先進国にならなければいけない

川角さん:あくまでもこの先は、僕個人が持っている世界観についての話なので、これが正しいとかではなく『こんな考え方もあるんだ』程度で聞いてください。

川角さん:世界を回ったときに、いわゆる発展途上国と言われていた国々が日本のような先進国にすごく近づいているということに気づいたんです。

たまご:途上国が発展途上ではなくもうほぼ発展しているということですか?

川角さん:そうです。タイのバンコクとか東京と変わんないですよ。

たまご:タイ最近勢いすごいって言いますよね!

川角さん:だから先進国と呼ばれる国は今後先進国を超えた超先進国にならなければならないと思ったんです。

たまご:発展しつつ、エコな感じってことですよね?気候変動枠組条約で2030年の温室効果ガスの目標が46%削減と言われていますが、発展途上国の国々からすると地球温暖化を推し進めたのは先進国なのになぜ協力しなければならないのか、発展途上国が発展しようとしたらなかなか排気ガスを出さないように発展するには不可能だなどの意見があったと思います。

たまご:発展途上国が先進国に近づいているということは排気ガスをたくさん排出する国がどんどん増えているということですよね?

たまご:確かに環境問題を考えたときに現在先進国である日本やアメリカからクリーンな世界を作る方に移行していかなければならないというのは納得ですね。

川角さん:その通りです。日本やアメリカは世界のスタンダードを作ってきたわけですから新しいスタンダードを作ることが僕たちの使命であり、僕が日本に生まれた意味だと思いました。(実は生まれはアメリカですが笑)

たまご:ではどういう世界を作っていきましょうか。

川角さん:今って物質よりもサービスに重きが置かれる時代だと思います。精神的幸福が優先されるというか。だから誰もが自分らしく生きられることが幸せという世界観に近づいていっている気がします。

たまご:ものは世の中豊富になってきたので娯楽や癒やし、自分磨きなどにお金をかけるようになりましたね。それってものよりも値段の意味が明確ではないかもしれないですね。その価値を決めるのはそのものの価値ではなくて人気度だったり、流行りだったり。

川角さん:そうなんです。それってお金が不要な世界観に近づいている気がしませんか?今も地域通貨といって僕たちが使っているお金とは違う物々交換のような生活をしているエコビレッジと呼ばれるような地域があるんですよ。

たまご:日本国内にもあるんですか?ちなみにどこにあるんですか?

川角さん:熊本とか、長野とか、山梨とかにあると聞いたことがあります。まさに物々交換とか、自給自足で生きているような感じなんですけど。

たまご:言い方悪いかも知れないですけど、先住民的なイメージですよね?

川角さん:まあそんな側面もありますね。本当は大学を卒業した時点でそのような生活をしている村に飛び込んでしまおうと思ったこともあるんです。でもそれでは発言力が無いまま僕がその世界に染まってしまうだけな気がして。

たまご:確かにみんなが憧れる世界とは言えないですからね。

川角さん:お金が必要ないっていうためにはお金を持ってからでないと言えないと思ったし、お金が発生するビジネスを否定するならまずはビジネスの世界で成功してからじゃないと説得力がないと思います。だからまずはビジネスを頑張ろうと思って、ビジネスの世界に飛び込んだんです。

たまご:自分が手に入れたこともないのに必要ないって主張するのは負け惜しみにしか聞こえないですもんね。

経営者Villageを作りたい

川角さん:今現在弊社のサービスを通して、経営者層のコミュニティーができつつあります。その中は比較的僕の理想に近いと言うか、お互いの社長さんが自分が提供できる価値の等価交換を行っている事例が生まれてきました。

川角さん:オンリーストーリーを通せば決裁者と出会えるとなったら、自分たちのサービスをどうにか売り込もうという目的で捉えられるのが一般的かもしれませんが、それって決裁者さんたち側の立場になったらあまりいい気はしないですよね。

たまご:しないですね。

川角さん:僕たちが目指すのは単なる売り買いだけではなく、その先にあるフラットに出会った者同士が、サービス・経験・出資・人脈などを等価交換し合う繋がりです。

たまご:人脈もすごく価値ありますよね。

川角さん:僕の友達に村を買った人がいるんです。

たまご:村って買えるんですか?!村を買うって土地を買うのか、住んでいる人たちごと買うのかどういう意味なんでしょう。

川角さん:さすがに人は買えないと思いますけど(笑)村は買えるみたいですね。なので今は村という選択肢もあるのですが、もともと僕は将来無人島を買いたいと思っていたんです。

たまご:無人島が買えるという話は聞いたことがあります!

川角さん:何千万か何億で買えます。それ専用のサイトもあるくらいです。学生の頃からずっとブックマークしています。

川角さん:それで将来無人島を買って経営者Villageを作りたいなと思っています。お金をなくすことができなくても、一定のコミュニティ内だけであれば実現できるかもしれない。お金以外のものの価値交換から始まった人間関係が結果としてお金としてのビジネスにも繋がり、どちらも両立できそうだし、経営者層で作ることで説得力があるから波及効果もあるし、”私達とは違う世界の人々”という印象がなくなります。

たまご:経営者の方々のリタイア後のアイランドみたいになったら文明途上の地域から一気に人々が目指す先、夢のユートピアみたいになりそうですね。たくさん仕事してお金を貯めるのに飽きたら将来はここの島で老後過ごすのが目標!みたいな。

たまご:そこに住んでいる人たちはみんなどこかの道のプロ集団ですからね。すごい島ができそうですね!

川角さん:例えばその経営者Villageが日本各地や色んな国に拠点があって、点と点が線になっていったとしたら。もしどこかで地震が起こったときに今はどういう状況で何が必要なのかを情報共有して助け合える。それは信頼関係ができているからこそできることですよね。3.11が起きた時、僕は何もできなかった。ただSNSを眺めることしかできず、情報が溢れ、何を信じていいかわからなかった。そのときに創りたいと思った理想状態でもあります。

川角さん:その世界に徐々に近づけていっていることが今の僕の仕事の原動力です。

株式会社オンリーストーリー 会社概要

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編集後記

途中から哲学のお話を聞いているのかなと錯覚しましたが、川角さんのお話にすごく引き込まれました。

私はまだまだ未熟なのでお金が大好きですし、お金を稼ぐことに価値を見出してしまうので、川角さんの考え方がとても新鮮でした。

どちらかというと、お金を稼ぐのが苦手でお金が嫌いという人ほど、お金を稼ぐことに執着するイメージがありました。

そうではなくてお金が嫌いだからまずはそれに向き合ってお金を持つ人になってみる、それで説得力を持ってからお金の必要ない世界を作りたいと思えるところから、本当に心がきれいな方なんだなと感じました。

最近SNSで「お金がすべてじゃない」「いやお金持ちにそれを言われてもな」という2コマ漫画みたいな写真を見ました。

それも確かに!と思ったのですが、「お金がすべてじゃない」とお金を稼げたこともない人に言われたとしたら私はもっと納得しないと思います。

お金という概念を世の中からなくすことはほぼ不可能です。

なぜなら私達に刷り込まれた共通のものさしだから。

それに今それをすると言ったとしても、時代の流れに逆行しているように感じる人が多いのではないでしょうか。

でも川角さんのプランで行くと、それは有力者が住む夢の国になる。

そんな新たにできるみんなが憧れる世界は、お金が必要のないみんなが自分の生きたいように生きられる自由な世界なのかもしれないですね。

投稿者プロフィール

たまご
たまご
恵比寿から港区女子を夢見てライターの仕事をしている女子大生です。
夜景とイルミネーションが好きで、いつかタワーマンションに住んで都会の夜景を独り占めしたいと思っています。
インスタでハッシュタグ「豪邸」で調べることと、お風呂上りにベランダでオレンジビールを飲むことと、おいしいボンボンショコラを一日一個ずつ食べることと、ミルクティーを飲みながら読書をすることが好きです。
よろしくお願いします。
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