Web3エンターテインメント企業「Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.」(以下、DEA)は、ブロックチェーンプロジェクトの「Oasys」と提携、新たなゲーム開発に向けて協業を開始しました。
DEAは、シンガポールを拠点に、グローバルなWeb3エンターテインメントサービスを提供する企業。同社が手がけるGameFiプラットフォーム「PlayMining」は、世界100カ国以上で利用され、270万人を超えるユーザーを有しています。
また、同社はPlayMiningで使える独自の暗号資産「DEAPcoin」の発行も行っており、他にもNFTマーケットプレイス「PlayMining NFT」やメタバースプロジェクト「PlayMining Verse」の運営など様々なプロダクトを展開しています。
Oasysはゲーム特化型のブロックチェーンプロジェクト。「Blockchain for Games」をコンセプトとし、バンダイナムコ研究所などの大手ゲーム企業、Web3企業などをはじめとする25社で構成され、チェーンの合意形成アルゴリズムには電力消費などの環境負荷に配慮してPoS(Proof of Stake)方式を採用。独自の“Oasysアーキテクチャ”で取引手数料の無料化と処理速度の高速化を実現しています。
この両者が、“ブロックチェーンゲームを誰もが当たり前にプレイする世の中を目指す”という方向性で共鳴し、今回の提携に至ったとのことです。DEAはOasysのブロックチェーン上で、「ゲームによる社会課題の解決」を目標にしたコンテンツの展開をはじめ、様々な取り組みを実施してOasysエコシステムを拡大していきたいとしています。
具体的な取り組みの例としては、Oasysを通じて新たに提供されるゲームタイトルの共同検討や、PlayMiningチームによるOasys上でのゲームローンチを検討中のプロジェクトに対するコンサル・サポート、また、ブロックチェーンゲームのマスアダプションに向けた共同マーケティング・PRの実施などが挙げられています。
DEAおよびOasysは、互いの強みとアセットを活用してこうした協業を行いつつ、Oasys上にPlayMiningのブロックチェーンを構築し、社会課題の解決という目標に向けて動きを進めて行きたいとしています。
これらの活動の詳細は、6月28日に実施された「Oasys Special Event」で発表されました。同イベントは「Japan Blockchain Week2023」の主要イベントである「IVS Crypto 2023 KYOTO」のサイドイベントとして京都・二条城で開催。DEAは同イベントのメインステージに登壇し、現在進行中のPlayMiningに関する取り組みの内容を発表しました。
同社は、ユーザーがクレーンゲーム感覚で廃棄物処理に貢献できる仕組みのデモや、NFTトレーディングカードゲーム「神櫓-KAMIYAGURA-」の情報などを公開。この神櫓は、他4社との共同開発で進められており、2024年内のサービスローンチが予定されているとのことです。
こうした一連の動きについて、DEAのCo-CEOである山田耕三氏は「“Web3エンタメ×ESG(SDGs)”というコンセプトをOasysチェーンと一緒に世界に広めていく、そんな取り組みが始まります。ぜひご期待ください」とコメント。この協業にかける本気度をアピールしています。
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- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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