サイバーエージェント、メタバース関連会社をあらたに設立

サイバーエージェントは、メタバース空間における企業の販促活動を支援するバーチャル店舗開発に特化した事業会社「CyberMetaverse Productions」の設立を発表しました。

FacebookのMetaへの社名変更を機に注目を集めている「メタバース」。世界規模で様々な企業が独自のメタバース空間の構築や、メタバース空間内でのNFT販売などを発表し、大手ブランドなども参入したことでますます盛り上がりを見せています。

サイバーエージェントはこれまで、小売企業のDX推進事業において販促データ基盤を構築し、新たな広告事業の立上げ支援を行うなど、リアル店鋪とデジタルを横断した新たな購買体験の提供に取り組んできています。またメタバース空間のバーチャルイベント企画制作やデジタルヒューマンの制作、さらに深層学習を用いた3DCGモデル生成の研究やロボットによる遠隔接客の研究をすすめるなど、AI・3DCG技術の研究開発と社会実装に注力しています。

CyberMetaverse Productionsは、これらのサイバーエージェントのAIや3DCG技術、小売企業等へのDX支援実績を活かして、小売企業やアパレルなどブランド企業における、バーチャル店舗での新たな収益源の確立を支援する目的で設立されました。

既存のメタバースプラットフォームの活用のほか、オリジナルのメタバース空間の構築支援、バーチャル店舗から、アニメ調のキャラクターデザイン、さらにメタバース空間における広告事業の展開から、収益向上に向けた運用までサポートします。

また、バーチャル店舗における店員アバターの接客サービスも提供。企業の社員による遠隔接客、対話技術を用いたAI接客アルバイターの派遣など、様々な形でメタバース空間における接客をし、顧客の購買意欲を促進するとのこと。

CyberMetaverse Productionsは「メタバース空間における新しい未来のショッピングの形として収益モデルを構築するとともに、実店舗×EC×メタバースの3つの商空間を複合データで繋いで販促活動を支援し、マーケティングやブランド価値向上の貢献に努めてまいります」と述べています。

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大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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