ITコンサル会社の役員に聞いた! ブラック企業に入らないためには?

今回は【女子大生の社長訪問日記】番外編です。

近年過労死や会社のストレスによる自殺、増えていますよね。

ブラック企業ってどんなところなんでしょう。

ブラック企業を選ばないためにはどうしたら良いのでしょう。

自称ブラック企業しかしらない会社役員の方に今回は匿名でお話を伺ってきました。

目次

ブラック企業の闇

今回お話を伺ったのはITコンサル会社W.(イニシャル)のS(絶対匿名希望)さん。

過去には1ヶ月で500時間働いたこともあるとか。

※現在はホワイトなITコンサル企業で役員として活躍されています。

そんなSさんに、これまで経験してきたブラック企業の内情を詳しく伺ってきました。

3ヶ月猛勉強で偏差値30以上UP

たまご:略歴を教えてください。

Sさん:生まれは東京で育ちは神奈川県です。偏差値37のバカ学校で成績は最低で毎年リーチが掛かっていました。

たまご:リーチっていうのは留年ですか?

Sさん:その通り。教師からめちゃくちゃ嫌われていて、留年がかかった最後のテストで先生に『今回のテストはお前を落とすために作る』って言われたんです。

たまご:最低すぎる。(笑)

Sさん:それがすごいムカついちゃって、3ヶ月間本気で勉強しました。その結果、学年5位の成績を取りました!

たまご:すごい逆転劇!!

Sさん:難しすぎて学年の2/3が赤点を取ってしまって、その教師休職してしまいました……。

たまご:華麗なる復讐ですね(笑)

Sさん:それでなんだかんだ高校は3年間ストレートで卒業しました。

たまご:さすがです!

Sさん:でも今度は大学を目指すつもりが全国模試で偏差値27っていう聞いたこともない偏差値取ったんです。

Sさん:それでまた高校の教師に大学なんて行けるわけないと言われて。

たまご:またSさんの闘争心に火がついちゃいますね。

Sさん:そうなんですよね。また3ヶ月間死ぬほど勉強頑張って、偏差値60後半くらいまで上げたんですね。

たまご:地頭がとんでもなく良いんでしょうね。なかなかできないですよ。

Sさん:頑張ろうと決めたときの集中力がすごいんです。続かないんですけど。国語とかは偏差値73とか取って。

たまご:国語ができる人ってもともと頭がいい人なんですよ!

Sさん:それで大学入ったんですけど、そこで燃え尽きちゃったんですよね。1年くらいで辞めちゃいました。

たまご:え!辞めちゃったんですか?燃え尽きたって言っても大学ってそんなに勉強することないですよね?人生ののんびりする時間って感じじゃないですか?

Sさん:いや、勉強ではなく、周りの人と上手く行かなかったんですよね。

たまご:そうなんですか?全然そんな感じしないですけど。

Sさん:そして僕が大学を辞めたタイミングが地獄のバブル崩壊の時です。

たまご:バブル崩壊ってそんなに大変だったんですか?

Sさん:もう大変ですよ。バイトも全然受からなくて。

たまご:それは大変ですね。

最高月500時間働いていました

Sさん:最初に就いた仕事はトラックドライバーでした。2年くらい長距離運転手をやって、そしたら腰痛になったんですね。

たまご:トラック運転手って腰痛になるんですか?

Sさん:なるんですよ。それでトラック運転手辞めて他の仕事何しようかなと思っていた時に、世の中は『IT革命』時代が到来していました。

たまご:IT革命、聞いたことあります!

Sさん:ITが注目され始めたくらいで、最初はITの人材派遣関連の会社に入りました。

たまご:それは普通に履歴書を出して入社したんですか?

Sさん:普通に履歴書を出して合格しました。でも当時はまだIT業界が注目され始めたばかりでだれも何やってるかわかってなかったんです。体力とやる気があれば入れたんじゃないかな。

Sさん:まあ、その会社はブラックでしたがね。

たまご:ブラックだったんですか?

Sさん:500時間とか仕事してました!

たまご:1ヶ月でですか?!1ヶ月のボーダーラインって200時間がリミットじゃなかったでしたっけ?1ヶ月って500時間もあるんですか?

Sさん:ギリギリ500時間あるんですよね(笑)20代のうちに2、3回会社をかえたけど全部ブラック企業で、30代になってやっとホワイトではないけど、ブラックではない企業に入ることができました。

たまご:ブラック企業の共通点や何か判断する指標はあるんでしょうか?

Sさん:まあ外から見てブラックかどうかを判断するのは本当に難しいですね。共通点は上の人が理論的ではない科学的根拠のないやり方を疑いもなく進めている企業はブラックですね。

Sさん:なので面接で業務の手法とかを聞いて。理論がないなと思ったらブラックの可能性は非常に高いと思います。今現在実際仕事をしていてそう思うことがあります。

たまご:部下がそれはおかしいと言っても聞く耳を持たないってことですね。

Sさん:ただ、そんなに立派な人って滅多に出会えないけどね。そんなに素敵な上司に出会えるのは奇跡に近いと思うよ。

たまご:どうしてブラック企業でそこまで頑張れたのですか?何か目標があったり、モチベーションとなるものがあったりしたのでしょうか?

Sさん:何も考えてなかったから頑張れたんだと思う。休みもないし寝る時間もなかったけど、特に何も考えてなかったから鬱になることもなかったです。

たまご:鬱になってしまう方最近多いですよね。

Sさん:とにかくがむしゃらに仕事をやって、入社時に面接してくれた人が半年後に部下になっていたこともありました。

たまご:さすが学生時代の負けず嫌い精神残ってますね!

世間と価値観が違うことに悩んだことも

たまご:Sさんにとって、人生で一番つらかった時期はいつですか?

Sさん:高校~20歳くらいのときですね。世間と価値観が違うなと思って、そのギャップに悩まされていました。

たまご:そんな哲学的なこと高校生で考えます?

Sさん:周りが違って見えたんですよね。世の中の当たり前が僕にとっては疑問に思えて。

たまご:私全然もっと能天気に生きてました。

まずは大手に行って給与水準を上げろ

たまご:御社で挑戦できることはなんですか?

Sさん:やりたいことなんでもできますよ!ビジネスプランとして提案していただければ!IT系でなくても問題はありません。

たまご:御社でどのような能力が身につきますか?

Sさん:理論と気合と根性ですかね。気合と根性というとブラックの象徴と思うかもしれないのですが、理論を考えて動かすためにはある程度、気合と根性をもって考えて行動しないといけないことが多いのでこの三点は覚えていただきます。

Sさん:ただ一番大事なのは理論的な思考のところです。

たまご:理論ですか?やっぱりコンサルの会社だと論理的思考力が大切ですよね。

Sさん:そういう意味ではなくて、会社って多くの人が反対することをやらなければならない時があるんです。そこで周りに流されるのではなく、きちんと理論的な思考をベースに反対する人たち相対時する根性と気合は必要かなと思います。

たまご:なるほど。そういうことですね。

たまご:就活生に会社を選ぶ際の注意点をアドバイスするとしたら何と言いますか?

Sさん:難しい質問ですね。できるならまず大手に行け!

たまご:大手の方が良いですか?

Sさん:大手は得られるメリットがたくさんあります。仕事の型を教えてくれるんですけど、それは一般常識として覚えて損はないものですし、大手に入った時の人脈は大いに役に立つこともあるんですね。

Sさん:またベンチャーが悪いわけではないのですが習うより慣れろという社風なので、本来覚えなければならないスキルを勉強する機会がないことが多いのではと思います。

Sさん:要は自己流の型にはまってしまうことが多く、年齢を重ねた際に使えない人になってしまう可能性が高いのではと思います。

Sさん:私自身も大手の社員を経験したことによって自己流の部分を直したり、いままで疑問に思っていたことが割と解決できたところはたくさんあります。

Sさん:それに給料水準も最初に大手に入ってしまえば下がりにくいですしね。

たまご:それはそうですね。ヘッドハンティングみたいなカタチで移籍する時にこちら側も今はこの条件で働いているので、これより高待遇になるなら…と条件を提示することができますもんね。

Sさん:その通り!

ブラック企業にはメリットも?!

Sさん:あとは、直感を信じなさいってことだけですね。

たまご:直感ですか?

Sさん:自分が100%望む環境ってなかなか出会えるもんじゃないです。

Sさん:気が合う上司に素敵な仕事場に最高の給料でやりたい仕事、全部を完璧に満たすことってなかなかできません。

Sさん:だからそれを探し求めるのではなくて、最後は自分の直感を信じて会社を選べば良いです。経験を積めばだんだんと会社を見る目も養われていくのではと思います。

たまご:直感って大事ですよね。

たまご:ブラック企業に務めてしまって、頑張りすぎて鬱になってしまう人も最近多いと思います。どのように感じたら会社を辞めるべきだと思いますか?

Sさん:仕事に魅力がなかったらすぐに辞めるべきですね。

Sさん:ただブラック企業にもメリットはあるんですよ。

たまご:メリットあるんですか?!

Sさん:ありますよ。心臓が強ければ割と好き勝手できる部分があるので考えて行動するということを習得はできると思います。

Sさん:ブラックに入った時点である意味失敗しているので開き直って思い切って考えて行動すれば面白い環境ではないかと思います。

Sさん:あと我慢強さは学べますね。まあ我慢強さを養うためにわざわざブラック企業にはいる必要ないんですけど(笑)

Sさん:ブラックな環境で戦っていける自信があるならブラック企業で何年か務めてみることは自分を強くしてくれる経験になると思いますがそうではない人は極力避けた方がいいと思いますけどね(笑)

Sさん:私は割とあっていてその環境をうまく使えたのではないかと思います。軟弱な若者がたくましい大人になったきっかけにもなりましたので。

Sさん:ただ何回も言いますが合っている合っていないはかなり出ますので合っていないと思う場合は最大限避けてください。

編集後記

東京の素敵な夜景の裏にはこんな現実が隠れていたんですね。

ブラック企業って傍から見るとわからないんです。

大手なのに本質はブラックだったり、入社方法によってブラックだったり、会社はそれを新入社員にはもちろん就活生に教えてはくれません。

他にもブラック企業勤務の経験がある方にお話を聞いたことがあります。

月400時間の勤務が何ヶ月も続き、仕事を終らせることしか考えられずに退職届を書くことも新しい仕事を探すこともできない脳になってしまうとか。

外から会社を見てブラック企業かどうかを見定める方法として1つ『水回りをチェックする』というのがあるそうです。

会社に面接に行った時に『トイレ貸してください』と言ってみてください。

そこで躊躇されたらそこはブラック企業の可能性ありです。

みんなが共有するスペースをきれいに保てない会社というのは働いている人に心の余裕がない会社であることが多いです。

そうは言っても入ってみないと実際のところはわかりません。

私も最後は自分の直感を信じることが大事かなと思います。

どんな環境がブラックかどうかは人それぞれです。

自分の特性を理解して1番自分が成長できる環境で働けることが1番ですね。

投稿者プロフィール

たまご
たまご
恵比寿から港区女子を夢見てライターの仕事をしている女子大生です。
夜景とイルミネーションが好きで、いつかタワーマンションに住んで都会の夜景を独り占めしたいと思っています。
インスタでハッシュタグ「豪邸」で調べることと、お風呂上りにベランダでオレンジビールを飲むことと、おいしいボンボンショコラを一日一個ずつ食べることと、ミルクティーを飲みながら読書をすることが好きです。
よろしくお願いします。
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