アソビシステム×Active8、新事務所「ANNIN」立ち上げを発表

2022年9月16日

きゃりーぱみゅぱみゅらが所属するアソビシステムと、バーチャルタレントやキャラクターライブを世界で展開するActiv8が、メタバースを視野にしたキャラクタータレントの輩出を目指すキャラクタータレント事務所「ANNIN」を立ち上げを発表しました。

アソビシステムは、「ブームを作ることよりも、カルチャーを創る。今の時代に発信すべき『アソビ』をもっと。」を掲げ、日本のポップカルチャーを牽引するアーティストを擁するカルチャープロダクションです。アーティスト、モデル、アクター、クリエイターのマネジメント、音楽フェスやファッションイベントなど様々なイベントの企画・制作、メディア運営、店舗・ブランド事業、海外事業など、原宿を拠点に国内外で幅広く展開しています。きゃりーぱみゅぱみゅなどポップカルチャーで人気のタレントが多く所属しています。

ITトレンドEXPO2022あざした pic.twitter.com/A5xa5JKwT7
— きゃりーぱみゅぱみゅ (@pamyurin) September 6, 2022

またActiv8は「生きる世界の選択肢を増やす」をミッションに、メタバースエンターテインメント事業を展開する2016年創業のスタートアップ企業です。キズナアイ（Kizuna AI）」といったバーチャルYouTuberを排出しており、バーチャルアーティストのプロデュースからXRライブの企画・制作まで展開しています。

アイちゃんのサイト( https://t.co/qkr4ohcAX8 )のトップ見てると各国語に文言が変わるんだけど、やっぱ漢字やハングルとこういうのが繋がるとサイバー感増しますね…ブレードランナー感…
漢字圏以外からだと日本語もそういう見え方なんだろうかな pic.twitter.com/Mouuvrnigp
— Moro🐻💿🦀 (@Morrow_Rhombus) November 30, 2019

今回、”HARAJUKU CULTURE”をはじめとする日本独自の文化を世界に発信するアソビシステムと、バーチャルタレントやキャラクターライブを世界で展開するActiv8という協力タッグで、世界を魅了するキャラクタータレントの輩出を目指すキャラクタータレント事務所を立ち上げることを発表しました。事務所の名前は「ANNIN」で、リアルタレントの活動領域を増やすことを目的とし、今後次世代キャラクタータレントのオーディションを行う予定とのことです。

リリースによると「リアルとバーチャルの両面、および日本のアセットを活かしたエンタテインメントにより、近年のK-POPに匹敵する盛り上がりを作れるのではないか、と考えています。メタバース時代を日本再興の機会と捉え、メタバース時代ファーストなタレントを輩出すべく立ち上げました」と述べています。

世界的なエンタメ産業では現在の日本はやや遅れをとっていますが、YouTubeの投げ銭機能「Super Chat」の世界ランキング上位10位中9人を日本のVTuberが占め（※1）、アニメカルチャーは2.4兆円を超える市場規模を世界で形成（※2）。新興のNFT領域でも日本を意識したコンテンツが人気を博すなど、メタバース時代を迎え日本カルチャーが真価を発揮し出しています。

※1…YouTube関連のデータサイト「PLAYBOARD」が発表した2021年のスーパーチャット累計金額ランキング「Most Super Chatted Channels in Worldwide」より
※2…一般社団法人日本動画協会が発表した「アニメ産業レポート2022」より

歌い手を始めとする顔出しをしないアーティストの活躍など、メタバース化・デジタル化の流れを受け、アバターの活用、ネット上で複数のアイデンティティを使い分けるといった行動は世の中に定着しつつあります。

今回、日本のポップカルチャーを代表する2つの事務所の協力タッグにより、今後どういったタレントが排出されていくのか注目です。