東急文化村「Bunkamuraメタバース」を発表

東急文化村とNTT ArtTechnology、大日本印刷は、メタバース空間での文化・芸術の新しい鑑賞を体感できる発信拠点として「Bunkamuraメタバース」を開発・構築し、2月15日に公開すると発表しました。第1弾では、Bunkamura35周年を記念してオペラ公演の貴重なポスター・写真・映像等が公開されます。

東急文化村は、1989年に誕生した日本初の大型の複合文化施設「Bunkamura」の運営企業です。Bunkamuraは、コンサートホール、劇場、美術館、映画館の各施設をはじめ、カフェやアート関連ショップなどを有し、新しい文化の発信基地として常に注目を集め、渋谷の人気スポットとして、年間300万人訪れています。

今回発表となったのは、メタバース空間での文化・芸術の新しい鑑賞を体感できる発信拠点として「Bunkamuraメタバース」です。

2023年4月10日以降は、東急百貨店本店の再開発にともない、日曜・祝日を中心に営業中のオーチャードホール以外は、文化施設としてのBunkamuraは休館しています。こうした状況の中で今回、オンラインの取り組みの一つとして、仮想空間上での文化芸術の制作・発信を通じて、国内外の人々に広く文化芸術を楽しんでもらうことを目的に、「Bunkamuraメタバース」を開設したとのことです。

Bunkamuraメタバースでは、Bunkamuraが培ってきた音楽、演劇をはじめとした様々な文化芸術の創造と制作ノウハウ、NTT ArtTechnologyのリアル・バーチャル上での新しい文化芸術体験を開発するノウハウ、DNPが国内外の美術館や博物館との協働により開発してきた鑑賞システムの構築ノウハウの相乗効果により、メタバース空間で新しい美術鑑賞や企画展を開催し、ファン同士のコミュニケーションをうながすとしています。

利用には専用のアプリ等をインストールの必要がなく、パソコンやスマートフォン等のWebブラウザーでアクセスが可能。外部のWebサイトへのリンクに加え、メタバース内でのライブ配信やアバターによるガイドツアーなどによりリアルイベントと連動させ、各種リアル展示の関連情報に誘導することも行えるとのこと。

第1弾企画として、Bunkamuraが開催してきたオペラ公演をポスターや写真・映像で振り返る企画展、Bunkamura 35周年企画ポスター展「Bunkamuraオペラの軌跡~これまで、そしてこれから~」を開催。また同企画内では、2024年2月上演の「ORCHARD PRODUCE 2024鈴木優人&バッハ・コレギウム・ジャパン×千住博 モーツァルト:オペラ《魔笛》 (新制作・全幕上演)」の魅力に迫る、特別展示も行います。

東急文化村は「Bunkamuraの歴史とこれからを象徴する場所として、利用者は時間や場所の制約を受けることなく、メタバース空間で多様な文化芸術に触れることができます。ファン同士のコミュニケーションの活性化につなげていくことを目指します」とコメントしています。

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大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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