1日単位でメタバース内の土地や建物を貸切「NFTアドスペース」リリース

メタバース(仮想空間)プラットフォーム「Decentraland(ディセントラランド)」内の土地と建物を1日単位で貸切にし、イベントや個展を開催できるサービスを、Web3企業のMeo Group Limitedがリリースしました。

Meo Group Limitedは、「新たなインターネットで既存産業をバージョンアップする」をミッションに、メタバースやNFTに特化した洋服のファッションブランド「VARBARIAN(バーバリアン)」を展開する日本のWeb3企業です。

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またDecentralandは、アメリカの非営利団体「Decentraland Foundation」が運営するメタバースプラットフォーム。ユーザーはDecentraland内の施設利用やゲームをプレイするだけでなく、メタバース上の土地であるLANDを購入し、独自コンテンツを作成できることが特徴です。

今回リリースされたのは「NFTアドスペース」というサービスで、Web3に関する専門的な技術・知識を必要とせず、Decentraland内のLANDと建物を1日単位で貸切してイベントや個展を開催できるものです。

貸切できるLANDの住所は144,44で、4階建てのビルがあり、PCブラウザからアクセスすることによって実際に内見することが可能。イベントや個展を開催する際には、最大17か所にNFTや画像を展示することができます。

具体的な利用例としては、自社の商品やサービスをPRするイベント、今後メタバースで展開するNFTプロジェクトの展示を行うイベント、クリエイターやコレクターが保有するNFTを展示する美術館・個展、メタバース内でコミュニケーションを行うオフ会や講演会などを想定しているとのこと。

料金プランは、画像やNFTのURLを提出するだけで展示ができる「シンプルプラン」が0.2ETH(記事執筆時のレートで約4万5千円)、30分のビデオコールでビル内装のセッティングやNFT・画像の配置位置を確認してよりこだわりを反映する「カスタマイズプラン」が0.4ETH(約9万円)。イーサリアムだけでなく、日本円やクレジットカード払いにも対応しています。

メタバースに関連したサービスとしては、企業やクリエイターが3Dの独自メタバースを作成できるプラットフォーム「SYNMN(シナモン)」や、実店舗・ECサイト向けやイベント施設を対象とした3D空間の提供を行うバーチャル店舗出店サポート・運営サービス「GMOメタバース for Shop」など、メタバース支援系が相次いでリリースされています。

NFTアドスペースは1日単位、数万円からDecentraland内のLANDと建物を貸切できるため、ミニマムな規模でメタバースを活用したい企業や個人のクリエイターにとって、新たな試みを展開する場になるかもしれません。

NFTアドスペース
https://nftad.space/

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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