NFT化されたファイルをスクリーニングして、それらのNFTの真贋性を探知するサポートシステム「FAKE NFT Checker」のβ版をMETABOXがリリースしました。
世界中で急速に普及が進むNFT(Non-Fungible Token)。代替不可能な証明書によって、本来はそのアイテムが本物であるものを証明するものですが、NFTの証明書自体は本物であっても、そのアイテムが偽物であるなどの問題が発生しているのが現状です。たとえば、画像をコピーしたものに加工を加えてNFTを付与し、オリジナルとして流布するなど、一部のNFTアイテムでは詐欺行為が発生しています。
たとえばアーティスト、ミロス・ラジコビッチ氏の作品がNFTのマーケットプレース「Opensea」で作品122点を計5万ドル(約550万円)相当のNFTとして販売しようとした詐欺師を発見した事件など、偽造NFTのチェックはNFT普及において必要な行為になってきています。
今回METABOXが発表した「FAKE NFT Checker」は、そうしたNFTアイテムの真贋性をチェックするシステム。
METABOXは、NFTの作成やNFTマーケットプレイスの作成をおこなえるSTAR Netを提供しており、また独自のNFTマーケットプレイス構築を考えるユーザーに向けて、テンプレートを用意したSTARDENを、簡単にマーケットプレイスを持つことのサポートもしています。
今回の「FAKE NFT Checker」はこれらの既存サービスを利用していないユーザーでも利用が可能で、該当URLか実際のファイルをアップすることで簡単にチェックできます。データチェックを行うと数十秒程度待つことで、該当のデータと似たものをネット上から収集。いわゆる画像検索の技術を応用したものと思われますが、NFTに特化してスクリーニングすることで、類似画像の検索を簡単に行うことが可能です。
現在はNFTの作成やマーケットプレイスが乱立していますが、今後はこうしたNFTのデータチェックなどのサービスも普及が加速していくことが予想されます。
FAKE NFT Checker(β版)
https://www.fakenftfinder.com/
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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