大丸松坂屋百貨店が、VRイベント「バーチャルマーケット2022 Winter」でバーチャルショップ「バーチャル大丸・松坂屋」を出店すると発表しました。大丸松坂屋百貨店による同イベントへの出店は今回で5度目になります。今回の出店では、「V呑み」と呼ばれるメタバースでのあらたなムーブメントに対応した展開も行われています。
バーチャルマーケット(Vket)は、メタバース関連企業のHIKKYが主催するメタバース上の会場でおこなわれるVRイベント。2018年より開催され、これまで世界中から100万人を超す来場者を誇り、「バーチャルリアリティマーケットイベントにおけるブースの最多数」としてギネス世界記録にも認定されています。
商品売買のほかにも会場内で乗り物に乗ったり、接客を受けたり、音楽ライブへ参加したり、さらに来場者同士で音声によるコミュニケーションが可能で、さまざまな体験を提供し毎回盛り上がっています。近年ではメタバース事業の盛り上がりとともに、リアル商品の販売も充実し、VRコマースの新たな可能性を創出しています。
今回、大丸松坂屋百貨店はバーチャルマーケット2022 Winterの企業出展会場となる「パラリアルパリ」の街にバーチャル大丸・松坂屋を出店すると発表。
グルメエリアでは「名古屋コーチン味噌鍋セット」や「海老天鍋焼きうどん」、「博多あまおうのティラミス」に「濃茶ショコラ」など、年末年始に人気のグルメを3D展示モデル含め約2,900点を展開。来場者は食品3Dモデルを手に取って商品の形状を確認したり、実際に商品を購入することが可能です。購入した商品は、後日指定の住所に届くとのこと。
またアートエリアでは、アーティスト野原邦彦氏の作品4点を展示。体験ボタンを押すと、来場者のアバターが浮かび上がり、アート作品の世界に360度包みこまれながら空間を上昇。2D・3Dの作品を目の前で鑑賞し、作品に関する情報を学ぶことができるメタバースならではなVR美術館になっています。
寝具エリアでは、寝具ブランド「ブレインスリープ」の商品5点を展示。睡眠医学と先進のテクノロジーで人の可能性を目覚めさせることをテーマにした枕やマットレス、睡眠計測ができる「ブレインスリープ コイン」、光・香・音で体内時計を整え心地よい入眠と目覚めを導く「ブレインスリープ クロック」、サプリメントなどを紹介しています。
店頭では、大丸松坂屋百貨店の本社ギフト企画運営担当である田中直毅氏が、アバター姿で接客。そのほか、メタバース上で働くアルバイトを採用し、バーチャル接客の経験のある、商品知識を身につけたスタッフが商品を紹介してくれます。
「V呑み」活性化の取り組みも実施
メタバースでは、ユーザー同士が交流する際に、ビールの3Dモデルを持って乾杯したり、スイーツの3Dモデルを使って誕生日などのお祝いをするといった「V呑み」と呼ばれるコミュニケーションが日常的に行われています。
バーチャル大丸・松坂屋は、V呑みをより活発なものにしたいという思いからリアル食品の販売に加え、「忘年&新年会ごちそう食品3Dモデル」7点セット、「冬のしあわせスイーツ3Dモデル」5点の販売を実施します。
バーチャルマーケット2022 Winter
https://winter2022.vket.com
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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