埼玉県、メタバース空間「バーチャル埼玉」期間限定公開

埼玉県は、インターネット上の仮想空間において県の魅力や行政情報を発信するメタ埼玉県は、インターネット上の仮想空間において県の魅力や行政情報を発信するメタバース空間「バーチャル埼玉」をオープンしました。2024年3月末までの期間限定公開で、利用者がアバターを使用して埼玉県のさまざまな魅力を疑似体験することが可能です。

今回発表されたバーチャル埼玉は、インターネット上の仮想空間において、川越の蔵造りの町並み、さいたまスーパーアリーナ、秩父の渓流など、埼玉県の魅力や行政情報を発信するメタバース空間です。このメタバース空間の構築は、3DCG技術を基盤にしたインタラクティブコンテンツの制作を専門とするキャドセンターが担当しました。

「バーチャル埼玉」エントランス

キャドセンターは、3DCG技術を基盤とした映像、静止画、インタラクティブコンテンツ、VR(バーチャルリアリティ)などの制作・開発を専門とする企業です。全国の都市や港湾の3Dモデルを活用し、データ可視化を通じて都市のデジタル体験を提供しています。

バーチャル埼玉は5つの大きなエリアで構成されており、2024年3月末までパソコンやスマートフォンなどのWebブラウザから無料でアクセス可能です。

「エントランス」エリアでは、さいたまスーパーアリーナ、SL(蒸気機関車)、サクラソウ、春日部の大凧など、埼玉県の魅力を凝縮して展示しています。

「バーチャル埼玉」アドベンチャーワールド

「アリーナステージ」は最大500人が参加可能な交流エリアで、アバターを使用した拍手やテキストチャット機能を通じて、ライブ会場のような臨場感を楽しむことができます。同エリア内の「アドベンチャーワールド」では、埼玉に関するクイズ型アドベンチャーゲームが楽しめ、2024年1月末まで映画『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』とのコラボレーションによる特別体験が提供されています。

「バーチャル埼玉」蔵造りブース

川越の蔵造りの町並みを模した「蔵造りブース」エリアでは、約50棟のブースが埼玉県の魅力をPRしています。川越市指定有形文化財である「時の鐘」に登るなどの体験も可能となっています。さらに「イベントスクエア」では展示や相談が行われ、さまざまな時期に応じたイベントを開催する予定とのこと。

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バーチャル埼玉オリジナルアバターも

バーチャル埼玉では、埼玉県の農産物や県産グルメをモチーフにしたオリジナルアバター「ばーたま」が用意されています。利用者は「ねぎたま」や「さいたま」といったキャラクターの中から好みのものを選び、操作することができます。

また、県のマスコットであるコバトンやさいたまっちもアバターとして登場し、エリア内でランダムに現れるようになっています。利用者はこれらのキャラクターを探し出し、写真撮影するイベントに参加することもできます。ステージイベントなどの際には埼玉県知事、大野元裕氏のアバターが登場する予定です。

埼玉県は、この取り組みについて「バーチャル空間を活用した新たな角度からの魅力発信を県内外へ行うことで、埼玉の多彩な魅力を再発見してもらい、埼玉の更なるイメージアップや県政認知度向上等を目指していきます」とコメント。

また、キャドセンターは「20年以上にわたり3D都市データを整備してきたキャドセンターのノウハウを活かし、メタバース空間となったさいたまスーパーアリーナや川越など埼玉が持つ地域の魅力の発信を県内外へ行うことで、埼玉の更なるイメージアップを目指していきます」と述べ、プロジェクトへの強い意欲を示しています。

バーチャル埼玉
https://virtual-saitama.pref.saitama.lg.jp/

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大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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