コーヒーチェーン大手のスターバックス(Starbucks)が、同社が提供する会員プログラム「スターバックス リワード(Starbucks Rewards)」の米国会員と従業員を対象に、Web3体験サービス「スターバックス オデッセイ(Starbucks Odyssey)」の提供を発表しました。
スターバックスは、1971年にアメリカのワシントン州シアトルで開業した世界最大のコーヒーチェーン。シアトル系コーヒーの代表的存在として知られ、世界83か国で3万店舗以上を展開しています。
同社が提供するスターバックス リワードは、店舗やオンラインストアの利用時にスターバックスカードで支払いをすると、スターと呼ばれるポイントが貯まり、ドリンクやフード、コーヒー豆などと交換できる会員プログラムです。
今回発表されたスターバックス オデッセイは、アメリカのスターバックス リワード会員と従業員を対象に、Web3体験を提供するサービスです。
具体的には、スターバックスやコーヒーの知識を深めるチャレンジに取り組むと、NFTのデジタルスタンプが入手できるというもの。また、同社が提供するNFTマーケットプレイスで、限定デジタルスタンプの購入もできます。NFTとして発行されるデジタルスタンプは、マーケットプレイスにてメンバー同士で売買ができるとのこと。
クレジットカードの利用が可能なため、デジタルスタンプの購入に暗号資産(仮想通貨)は必要ありません。
さらに、ポイントを貯めると貴重な特典や体験にアクセスすることが可能で、ドリンクの作り方を学べるバーチャル教室に参加したり、限定グッズを入手したり、アーティストとのコラボ企画に参加することが可能になります。
スターバックス オデッセイのブロックチェーンには、ポリゴン(MATIC)のプロダクト「Polygon POS」が採用され、サービスの開始は2022年の年末を予定。
スターバックスのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・マーケティング・オフィサーであるBrady Brewer氏は、スターバックス オデッセイの発表にあたり、「スターバックス オデッセイは、サードプレイスのつながりをデジタル世界へと拡張するものです。スターバックス リワード会員とスターバックスだけでなく、会員同士をつなぐ初めての試みです」と述べています。
ポリゴンの共同設立者Sandeep Nailwal氏は、「両社とも多様性、アクセシビリティ、サステナビリティを非常に重視しており、ポリゴンはスターバックスにとって自然な選択と言えるでしょう。ポリゴンは、人とテクノロジーがグローバルかつ自由にコラボし、価値を交換することを可能にするインフラストラクチャのリーディングカンパニーとして、スターバックスのWeb3への参入に理想的な環境を提供します」とコメントしています。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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