店舗・施設に訪れた際やイベント参加時にQRコードを読み込むと、暗号資産(仮想通貨)ウォレットなしで来店NFTやイベント参加記念NFTを発行できるサービス「ProofX(プルーフエックス)」の正式版がリリースされました。
ProofXはQRコードを読み込むことで、来店NFTやイベント参加記念NFTを発行できるサービスです。「地域・店舗・施設を訪れた証明」や「イベントに参加した証明」としてNFTを発行し、コレクション画面で獲得したNFTを閲覧できます。
今年6月にベータ版をリリース後、ユーザーや事業者の「ウォレット作成のハードルが高く、サービス利用が難しい」といった声があったため、正式版のリリースにあたって暗号資産ウォレットなしで利用できる機能を実装したとのこと。ユーザーはメールアドレスやゲストユーザーとしてログインすることで、ProofXを利用できます。
ProofXでは、3つの方法でNFTの発行が可能。「QRコード+位置情報」は、ユーザーが利用している端末の位置情報と、事業者があらかじめ登録しておいた住所を比較することで、店舗や施設にいることを確認できる発行方法で、店舗、観光施設でのNFT発行に適しているとのこと。
また「ワンタイムQRコード」は、一度だけNFTを発行できるQRコードを、必要な数だけ発行できる発行方法で、オフラインイベントの参加記念NFTなどの利用を想定しているそう。また「ワンタイムURL」は、一度だけ発行できるURLを必要な数だけ発行できるもので、ワンタイムQRコード同様、オフラインイベントの参加記念などで利用されるのを想定しているようです。
ProofXは正式版のリリースにあたり、「地域、店舗、施設、イベント。人が集う全ての場所には、そこでしか得られない特別な経験があります。ProofXは、ユーザーの経験をNFTとして具現化し、証明・保有・蓄積可能とすることで、NFTとして経験を保有する新時代を創ります」とコメントしています。
位置情報のNFT活用事例としては、出品完全審査制・招待制のアプリ型NFTプラットフォーム「HARTi(ハーティ)」に実装された「Geo-location機能」の例があります。
同機能はGPSを活用したNFTの配布システムで、特定の位置に限定したNFTの配布・購入ができるというもの。イベント会場や観光地といった限定されたロケーションで配布・購入することで、スタンプラリー感覚でNFTを集めることが可能になります。
高額取引や希少性が話題になりがちなNFTですが、位置情報と組み合わせることで、イベントの参加証明、神社やお寺で拝受する御朱印など、記録や記念として残す使い方もあります。NFTはデジタル空間のみならず、リアルでの活用事例も増えていることから、今後もProofXやHARTiのようなサービスが増えていくのかもしれません。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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