オカムラ、メタバース空間に最適化したデジタル家具「オカムラデジタルコレクション」

オフィス家具を提供するオカムラが、メタバース空間に最適化したデジタル家具「オカムラデジタルコレクション」を総合マーケットサイト「BOOTH」にて販売開始しました。チェアの3Dデータ3種を提供し、ユーザーは自由にカスタマイズできます。

オカムラは、オフィス家具、店舗用什器、物流システムなどを提供する企業です。オフィス環境事業、商環境事業、物流システム事業の3つの事業を展開しており、それぞれにおいて機能性と快適性を追求した製品を提供しています。

オフィス環境事業では、オフィスをはじめ、教育、医療、研究、商業施設など、さまざまなシーンにおいて、機能性と快適性を追求した働く空間の創造に取り組んでいます。

また自社でメタバース空間の設計・制作を行い、今年3月にタスクシーティング「Contessa Ⅱ(コンテッサ セコンダ)」20th アニバーサリーモデル発売を記念した「バーチャル出荷工場ツアー」を開催するなど、経営戦略の一環としてDX推進を強化しています。

今回発表されたオカムラデジタルコレクションは、製品の製造過程で使用する既存の緻密な3Dデータをメタバース空間に最適化したデジタル家具です。

オカムラのチェアのラインナップの中から、Contessa Ⅱ、オフィスシーティング「Sabrina(サブリナ)」、ゲーミングファニチュア「STRIKER(ストライカー) SEATING」の3種の3Dデータをピクシブが運営する総合マーケットサイトBOOTHにて販売しています。

オカムラによると、VRChatをはじめとしたオープンメタバースではユーザー自らワールドを作ることができ、さざまなインテリアを設置できるものの、「データが軽く質の高い3D素材を自作するにはスキルと手間がかかり、購入するには市場に少ないのが現状」とのこと。

オカムラデジタルコレクションは造形だけでなく、機能、オプション、カラーバリエーションなどの細部についても現実の製品を再現しています。ユーザーは自身が制作する空間に3Dデータを設置したり、独自のカスタマイズを施したりすることが可能です。

利用用途として、メタバース空間のワールドへの設置、カスタマイズをSNSで披露するなどのコミュニケーション、Vtuberの配信でのスタジオ背景での使用、アーティストが発表するオリジナル作品の背景3Dモデルとしての使用などが想定されています。

価格は、Contessa Ⅱの3Dデータが税込2,300円。ハイバック、エクストラハイバック固定ヘッドレスト、エクストラハイバック可動ヘッドレストを選択でき、カラーは14色が含まれます。

Sabrinaの3Dデータは税込1,400円。ハイバックタイプ、ヘッドレストタイプが選択でき、カラーは14色。STRIKERの3Dデータは税込860円で、カラーは3色となっています。

オカムラはオカムラデジタルコレクションの販売にあたり、「オカムラは、先端のデジタル技術を活用して社会課題の解決と持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。メタバース空間を人が活きる環境と捉え、多様性のある環境づくりをサポートします」とコメントしています。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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