マルジェラ、Web3プロジェクト発表。ゲーミフィケーション要素も導入

ファッションブランドのメゾンマルジェラ(Maison Margiela)が、ゲーミフィケーション要素を取り入れたWeb3プロジェクト「Maison Margiela Numbers」を発表しました。

メゾンマルジェラは、1988年にベルギー出身のデザイナー、マルタン・マルジェラ氏によって設立されたファッションブランドです。オーセンティシティー(信頼性)、アノニミティー(匿名性)、リコンセプション(再構想)を通して独創的なクリエイションを発信しています。

また同ブランドは、オートクチュールからプレタポルテ、レザーグッズや靴、アクセサリー、フレグランスまで幅広いラインを展開しています。「カレンダータグ」と呼ばれる特徴的なタグには、0から23までの数字を丸で囲ったデザインが使用されており、数字には「0:手仕事により、フォルムをつくり直した女性のための服」「3:フレグランスのコレクション」などの意味が込められています。

今回発表されたMaison Margiela Numbersは、ゲーミフィケーション要素を取り入れたWeb3プロジェクトです。イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンであるポリゴン(Polygon)を採用し、公式Webサイト「Maison Margiela · Play」にてカレンダータグを模した0から23までの数字が描かれたSBT(※)全24種が発行されています。

※SoulBound Tokenの略。他のウォレットに売却や譲渡ができないNFTのこと

ユーザーは無料でSBTをミントすることができ、100名まで参加可能で、全てのSBTがミントされた時点でゲームは終了となります。SBTのミントにはメタマスク(MetaMask)などの暗号資産(仮想通貨)ウォレットが必要で、1ウォレットにつき各数字SBTを1個だけミント可能となっています。

Maison Margiela · Playには60秒のタイマーが設定されており、数字の0から順番にミントすることができます。60秒以内にユーザーがSBTをミントすると、タイマーはリセットされます。一方で、60秒間SBTがミントされなかった場合は、0から1のように次の数字へ対象が移行する仕組みです。

また、各数字のSBTによって供給量が異なります。例えば0は15,000個、5が4,612個、10なら1,927個のように数字が大きいほど発行数が少なくレアリティが高くなっています。

このSBTは、メゾンマルジェラが今後提供する限定特典への参加権としても機能するとのこと。保有するSBTの種類が多ければ多いほど、より多くの特典を得られるとしています。現在、NFTマーケットプレイスOpneSeaの公式コレクションページによると、ナンバー「4」までミントしているユーザーがいることが確認できています。

メゾンマルジェラは今回の取り組みについて、「ブランドの象徴的な数字が、ファッションとWeb3を融合させたゲーミフィケーションのミント体験となるでしょう」とコメントしています。

Maison Margiela · Play
https://play.maisonmargiela.digital/

あわせて読みたい
ヒステリックグラマー、ブランド初のNFT配布プロジェクト ファッションブランド「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」が、初となるNFT配布プロジェクト「HYSTERIC GLAMOUR NFT PROJECTS 23-24」を発表しました。を開始...

投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次