数ある生命保険会社の資産状況を徹底比較! 有名保険会社の公開情報をもとに比較してみました。
テレビCMで見たことあるから、友達が働いてるからということだけで、保険選びをしていませんか?
GAFAも金融事業に参入すると言われてる中、生命保険会社が潰れては意味がありません。
人生100年時代。退職後にいくら残しておけば安心できるのか、年金はいくら入ってくるのか。
少子高齢化に伴って税金はどんどん高くなり、近い将来1.5人で1人の高齢者の生活を支える時代が来るかも・・・。
老後を安心して過ごすためにもどこの生命保険会社をパートナーにするのか。
その選択はとても重要です。
Googleの検索予測結果でも、危ない保険会社ランキング、生命保険会社 ランキング 就職、入ってはいけない生命保険会社生命保険会社 ランキング 2020、支払いの 悪い 生命保険会社、生命保険会社 、大手生命保険会社 ランキング 世界、保険会社 ワーストランキングなどと検索されており、関心が高いことがうかがえますね。
どの分野が将来心配なのか、どんな金融商品が選択できるのか、それにはいくら必要になのか、
お金が給付される保障はあるのか。
それぞれの生命保険会社によって異なってくるので慎重に検討することが必要です。
そこで今回の記事では、上記の項目について各生命保険会社の比較を行っていきたいと思います。
明治安田生命(明治安田生命保険相互会社)
創業は1881年で明治安田生命は三菱グループの明治生命保険と芙蓉グループの安田生命保険が合併して2003年に『明治安田生命』という社名になりました。小田和正さんの歌「時を超えて〜」のイントロだけで涙が出ちゃうCM、耳に残りますね。
総資産、経常収益、保険料収入において業界第3位です。
官公庁という巨大な法人営業基盤を持っているため団体保険契約高は業界第1位となっています。
経常収益 | 約1兆9886億円 |
ソルベンシー・マージン比率 | 1051.5% |
金融商品の種類 | 終身保険(外貨建・円建) 養老保険(外貨建) 介護終身保険(円建) 定額年金保険(円建) |
保険契約件数 | 1320万8000件 |
ソルベンシー・マージン比率とは生命保険会社の健全性を測る指標の一つ。
保険会社は予測不可能な事態が発生したとしても顧客に保険料を支払わなければなりません。
そういったリスクに対してきちんと支払余力があるかどうかを示す数値がソルベンシー・マージン比率です。
アフラック(アフラック生命保険株式会社)
アフラックといえば、アヒルのCMでの『がん保険』のイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
その通り、アフラックは『がん保険』を開発した生命保険会社なのです。
キャスティングも旬な方を登場させるのは、インパクトありますね。
創設は1955年。エイモス家の3兄弟によってアメリカでスタートしました。
日本社が誕生したのは1974年。
その時から日本にも『がん保険』が発売されました。
経常収益 | 約8545億円 |
ソルベンシー・マージン比率 | 954.1% |
金融商品の種類 | がん保険 医療保険 死亡保険(生命保険) 給与サポート保険 |
保険契約件数 | 2472万3483件 |
やはりアフラックはがん保険発祥の会社ということもあり、がん保険を検討するならこちらがおすすめです。
保険料などの簡単なお見積りは公式ページからできますのでぜひご利用ください。
住友生命(住友生命保険相互会社)
住友生命のスタートは明治40年5月。日之出生命保険株式会社として創業されました。
住友生命保険株式会やに社名を変更したのは大正15年5月。
平成22年4月に生命保険子会社メディケア生命が営業開始。
その後平成28年には米国生命保険グループ『シメトラ』の買収が完了しました。
現在は住友生命、メディケア生命、シメトラをあわせて住友生命グループとなっています。
基礎利益 | 約2536億円 |
ソルベンシー・マージン比率 | 924.1% |
金融商品の種類 | 総合保障(1 UP Vitality) 医療保険(ドクターGO Vitality) 終身保険(千客万頼、バラ色人生、バリューケア) 学資積立保険(たのしみキャンパス、こどもすくすく保険) 年金保険(たのしみワンダフル) 養老保険(自由保険) 定期保険(記念日宣言、グランドパスポート、エンブレム新長期プラン) |
とても種類が豊富ですね。
それぞれの保険にキャッチーな名前がついているのも魅力的です。
第一生命(第一生命保険株式会社)
第一生命の始まりは1902年の第一生命保険相互会社です。
日本初の相互主義による保険会社として設立されました。
グループのコンセプトは『一生涯のパートナー』。
2007年には第一生命ベトナム社も設立されています。
経常収益 | 約2183億8000万円 |
ソルベンシー・マージン比率 | 1000% |
金融商品の種類 | 個人年金保険(しあわせ物語、ながいき物語) 学資保険(こども応援団、Mickey) 通貨指定型個人年金保険 積立利息変動型終身保険 定期支払型金付積立利息変動型終身保険 生存給付金付養老保険 ペット保険 ※その他他社のがん保険や損害保険も取り扱っています。 |
ペット保険というのは初めて出てきました。
全国すべての動物病院に対応しており、通院・入院・手術まで幅広く保証してくれます。
働きながらもペットを飼う人が増えてきた昨今、こちらの保険に入っていれば安心ですね。
東京海上日動あんしん生命(東京海上日動あんしん生命保険株式会社)
東京海上日動あんしん生命は名前の通り東京海上グループの生命保険会社です。
1996年に設立されました。
東京海上日動は1879年に渋沢栄一によって建てられました。
当時はちょうど文明開化が始まった頃で、日本で業績を伸ばしていた海運・貿易業で働く方々のために海上保険会社を設立しようと考えたのが始まりです。
東京海上日動は損害保険会社の方がみなさん馴染みがあるかもしれません。
経常収益 | 約7302億2700万円 |
ソルベンシー・マージン比率 | 1632.0% |
金融商品の種類 | 終身医療保険 がん保険 家計保障定期保険 あんしん就業不能保障保険 死亡保険(終身保険、定期保険、一時払逓増終身保険) こども保険 変額保険 |
契約件数 | 631万4000件 |
SOMPOひまわり生命
1981年に始まった『アイ・エヌ・エイ生命保険株式会社』が前身。
その後1996年に『日本火災パートナー生命保険株式会社』が設立されました。
この2つの会社が2010年に経営統合し、現在の名前になったのは2019年、とても最近のことです。
経常収益 | 約4907億9100万円(2017年度) |
ソルベンシー・マージン比率 | 1472.1% |
金融商品の種類 | 先進医療保険 疾病・医療保険(終身医療保険、女性のための医療保険、限定告知医療保険、認知症保険, 終身医療保険、ナインガード、糖尿病保険) がん保険(勇気のお守り、吸わんトクがん保険、リスククロスピンク) 死亡保険(収入保障保険、終身保険、連生終身保険、養老保険、定期保険など) こども保険 |
契約件数 | 446万件 |
他社にはない名前の保険がたくさんあります。
特に医療保険が充実していますね。
それぞれの病気にあった医療保険に加入することができます。
日本生命(日本生命保険相互会社)
1889年7月に大阪で有限責任生命保険相互会社の創立願が出されて日本生命はスタートしました。
日本で3番目に古い生命保険会社です。
『”大切な人を想う”のいちばん近くで。』というCMを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
経常収益 | 約5兆8313億円 |
ソルベンシー・マージン比率 | 1094.3% |
金融商品の種類 | 終身保険 定期保険 生存給付金付定期保険 3大疾病保障保険 介護保障保険など |
契約件数 | 3964万件 |
日本生命の生命保険はこれらの保険商品の中で最適な組み合わせで提供してもらえるというものです。
『みらいのカタチ』というワードはとても有名ですよね。
契約件数も圧倒的です。
かんぽ生命(株式会社かんぽ生命保険)
かんぽ生命は、日本郵政グループが持っている生命保険会社です。
2005年の郵政民営化に伴い、日本で運送業を始めた先駆者と言われている日本郵政が株式会社かんぽを設立したのが始まりです。
総資産額は日本生命に次ぐ規模。
経常収益 | 約7兆2114億円 |
ソルベンシー・マージン比率 | 1641.4% |
金融商品の種類 | 終身保険 定期保険 養老保険 学資保険 定期年金保険など |
契約件数 | 1731万5000件 |
やはり総資産額の規模が日本トップクラスなだけあって経常収益もダントツでトップです。
ソニー生命
ソニー生命はソニーフィナンシャルホールディングスの中の会社の一つでグループ会社としてソニー損保、ソニー銀行、ソニーライフケアなどがあります。ソニー損保のCMは耳に馴染んでいる人も多いでしょう。ソニーが、ソニーフィナンシャルグループを公開買い付けし、話題となり、今後の動きに期待できそうですね。
そんなソニー生命ですが、昔はプルデンシャル生命と合併していたんです。
経常収益 | 約1兆5801億1700万円 |
ソルベンシー・マージン比率 | 2476.3%(2019年) |
金融商品の種類 | 終身保険 医療保険 個人年金保険 変額保険 外資建保険 養老保険 定期保険など |
ソルベンシー・マージン比率が今回紹介した会社の中で圧倒的に高いですね。
万が一のときに頼れる存在です。
各種ランキング
経常利益 | 契約件数 | ソルベンシー・マージン比率 | |
1位 | かんぽ生命 | 日本生命 | ソニー生命 |
2位 | 日本生命 | アフラック | かんぽ生命 |
3位 | 明治安田生命 | かんぽ生命 | 東京海上日動あんしん生命 |
以上の結果になりました。
上記以外にも、アクサ生命保険株式会社、アクサダイレクト生命保険株式会社、朝日生命保険相互会社、イオン・アリアンツ生命保険株式会社、SBI生命保険株式会社、エヌエヌ生命保険株式会社、FWD富士生命保険株式会社、オリックス生命保険株式会社、カーディフ生命保険株式会社、クレディ・アグリコル生命保険株式会社、ジブラルタ生命保険株式会社、SOMPOひまわり生命保険株式会社、第一フロンティア生命保険株式会社、大樹生命保険株式会社(旧三井生命保険株式会社)、大同生命保険株式会社、太陽生命保険株式会社、チューリッヒ生命保険株式会社、T&Dフィナンシャル生命保険株式会社、なないろ生命保険株式会社、ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社、ネオファースト生命保険株式会社、はなさく生命保険株式会社、富国生命保険相互会社、フコクしんらい生命保険株式会社、プルデンシャル生命保険株式会社、PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社)、マニュライフ生命保険株式会社、三井住友海上あいおい生命保険株式会社、三井住友海上プライマリー生命保険株式会社、みどり生命保険株式会社、メットライフ生命保険株式会社、メディケア生命保険株式会社、ライフネット生命保険株式会社、楽天生命保険株式会社などありますので、調べて更新してまいります。
皆さんも気になった生命保険会社に関して詳しく調べてみてください。
投稿者プロフィール
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恵比寿から港区女子を夢見てライターの仕事をしている新卒OLです。
夜景とイルミネーションが好きで、いつかタワーマンションに住んで都会の夜景を独り占めしたいと思っています。
インスタでハッシュタグ「豪邸」で調べることと、お風呂上りにベランダでオレンジビールを飲むことと、おいしいボンボンショコラを一日一個ずつ食べることと、ミルクティーを飲みながら読書をすることが好きです。
よろしくお願いします。