プロ体操選手で金メダリストの内村航平氏が、次世代アスリート支援をはじめとした自身の想いを実現していくための特設サイト「KOHEI UCHIMURA PROJECT」を立ち上げ、「内村航平引退記念デジタルアートNFT」の販売を開始しました。
内村航平氏は、今年1月に所属事務所が現役引退を発表。3月12日に現役最後の舞台となる大会「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」を開催し、加藤凌平氏や萱和磨氏など、共に世界を舞台に活躍した選手が演技を行いました。
KOHEI UCHIMURA PROJECTで取り扱うNFTは2種類。3月17日に販売された「Memorial Art of Gymnastics Legend -KOHEI UCHIMURA × DAI TAMURA-」は、NBA公認イラストレーターを務める田村大氏が内村航平氏のイラストを描いたもの。
田村大氏はイラストの世界大会であるISCAカリカチュア世界大会で総合優勝し、世界一に輝いた人物。今回のNFTアートは、体操男子の個人総合で五輪連覇、世界選手権6連覇など数々の偉業を達成した内村航平氏とのコラボアートとなっており、「内村航平がこだわり続けた着地の瞬間」を躍動的に表現しています。
出品はNFTマーケットプレイス「オープンシー(OpenSea)」にて、オークション形式で限定1点で行われました。収益の一部は、トップアスリート達が競技の幅を超えて学生アスリートの成長を支援する団体「一般社団法人スポーツを止めるな」に寄付するとのこと。
Memorial Art of Gymnastics Legend -KOHEI UCHIMURA × DAI TAMURA-を制作した田村大氏は、「『見る者を沸かせたい』という内村の美学が詰まり、体操人生を通じてミリ単位までこだわってきた着地の瞬間を選択しました。また、演技の終着点である着地の瞬間を絵にすることにより、内村航平ファンに向けてこれまでの競技人生における結果や取組みなどをワンシーンで想起してもらうことを狙いとしています」とコメントを寄せています。
2つ目の「内村航平NFT名誉会員証 with LIVE Sign.」は、3月31日から販売開始。内村航平氏の現役最後の体操全6種演技動画とメッセージ、サイン動画一式、デジタルフォトフレームが入っており、販売予定価格は8万円で、300点限定。販売サイトは「LIVE Sign. NFT」、決済方法はクレジットカードのみ。
プロスポーツ界のNFTを活用例は多く見られます。これまでデジタルアートは個人選手にとって在庫を抱えなくてよいというメリットがありながらも、付加価値を見出しづらい問題がありました。NFTがその点を解決してくれることで、今後はこうした個人選手の事例もより増えていくことが予想されます。
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