「第61回愛媛マラソン」でタイム入り完走証のNFT発行

愛媛新聞社は、2月11日に開催される「第61回愛媛マラソン」において、タイム入り完走証のNFTを発行し希望者に配布すると発表しました。同社によると国内のフルマラソン大会で「完走タイム入り」のNFT完走証発行・配布は日本初とのこと。

今回の事業は、全国のスタートアップと県内企業をマッチングさせ新規事業を創出する愛媛県産業創出課主催の「えひめスタートアップ共創促進事業」で生まれたプロジェクトのひとつ。

NFTは改ざんが困難で個人保有を証明できるのが特長なため、完走証明の発行に適しているとのことで、今回の発行にいたったとのこと。 完走証の作成にあたってはSwandiveが開発したNFT配布サービス「2.99」が活用されます。

Swandiveは、スタートアップ企業に向けて事業アイデアのブラッシュアップ、戦略・戦術の立案、開発などを一気通貫でサポートする企業です。同社の2.99は、NFT発行側は画像を用意するだけで、最短ならその日のうちにNFTが配布可能になるという“超クイックスタート”が特徴のNFT配布サービスです。

2.99ではGoogleアカウントかAppleIDを保有していればNFTを取得することが可能で、大会当日は会場内特設ブースにて発行をサポートするほか、専用ページからダウンロードできるとのこと。

愛媛新聞社は「大会参加者・協賛社に向けたNFT完走証活用サービスの研究を行い、主催者の一員としてより満足度の高い大会の開催に寄与したいと考えています。また当完走証の発行を機にWeb3.0テクノロジーを活用した幅広いビジネス創出に取り組んでまいります」とコメントしています。

同社の発表通り、こうした記録証明にNFTは非常に有効だと思われます。資産価値ばかりが注目されやすいNFTですが、キャリア証明などのように、今後は投資だけでなく、自信のIDを証明していくような使い方にフォーカスがよりあたっていくことも発展において重要かもしれません。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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