VR・メタバース(仮想空間)への広告代理業を専門で行うサービス「DC ADVirth(ディーシーアドバース)」を、Web3企業のDotChainがリリースしました。現在はソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」のみ対応しています。
DotChainは、「さまざまなテクノロジー、コンテンツ同士をシームレスにつなぐことで、生活の円滑化を実現する」をミッションに、VR・メタバースに関する企画、運営、販売および開発などの事業を展開するWeb3企業です。
またVRChatは、アメリカのVRChat社が運営するソーシャルVRプラットフォーム。ユーザーは好みのアバターを選んでログインすると、ほかのユーザーと会話やゲーム、イベントなどを通して交流することができます。VRChat内に「ワールド」と呼ばれるVR空間を作成できることが特徴で、企業が手がける大規模なものから、個人のクリエイターが作成した小規模なものまで、さまざまなワールドが公開されています。
今回リリースされたDC ADVirthは、VR・メタバースへの広告代理業を専門で行うサービスです。現在はソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」のみ対応しています。
VR・メタバースへの広告出稿は法人や公共団体、個人を問わず可能です。広告はポスター形式で掲示し、数秒ごとの切り替え表示に対応。広告出稿にあたりVR・メタバースに関する知識は必要なく、ポスターのデータを用意すれば、DC ADVirthが最適な場所や規模を調整してVRChatのワールド内に設置します。
ポスターのデータがない場合は、DC ADVirthのデザイナーとコピーライターが作成を代行してくれるとのこと。
広告出稿の料金は法人名義が5万円から、個人名義が1万円からと、1visit(訪問)あたり0.25円が加算されます。なお、公益法人や福祉団体の広告出稿は、費用が半額となっています。
VRChatのワールド作成者であれば、誰でも広告掲載を受け付け、収益を受け取ることができます。
広告の更新や掲載停止、契約などの作業はDC ADVirthが代行し、ワールドの訪問者数から広告閲覧数を自動計測。1visitあたり1円がワールド作成者に還元され、最低振込額は500円となっています。
今後はVRChat以外のVR・メタバースに対応し、ポスター形式に加えて動画形式の広告掲載も可能になる予定とのこと。
DotChainはDC ADVirthのリリースにあたり、「メタバース広告を始めるきっかけとなったのが、作成者の負担となって消えていったワールドの存在でした。私生活のあいまに、クリエイト活動を行うだけでも、その労力は計り知れません」としたうえで、「そのためには、クリエイト活動自体で問題を対処できる構造が必要だと考えました。メタバース広告はその一歩だと考えています。ゆくゆくは、クリエイト活動だけで生活できる世の中にできるように誠心誠意努めていきます」とコメントしています。
DC ADVirth
https://www.dotchain.ltd/advirth
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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