暗号資産収支ツール「クリプトリンク」DeFi取引の計算機能を追加

暗号資産(仮想通貨)の収支計算ツール「クリプトリンク」が、DeFi取引・ウォレットデータの計算機能を追加したと発表しました。

クリプトリンクは、暗号資産(仮想通貨)の収支計算や確定申告のサポート、記帳代行サービス、不要な暗号資産を処分するトラッシュサービス機能を備えたツールです。80以上の暗号資産取引所に対応しており、ユーザーは複数の取引所にまたがる資産状況を一元管理できます。

クリプトリンクを手掛けるクリプトリンク社は、「暗号資産をもっと便利に使える環境を整えること」をミッションとして掲げ、暗号資産の管理・計算システムの開発と関連コンサルティングサービスを提供している企業です。

クリプトリンクには、個人、法人、税理士向けの3種類のプランがあり、個人向けプランでは確定申告に必要な収支計算をサポートし、法人向けプランでは会計ソフトと連携して仕訳作成を効率化するサービスを提供しています。

今回クリプトリンクに追加されたDeFi取引・ウォレットデータの計算機能では、ユーザーが自身のウォレットアドレスを登録し、トランザクションデータをアップロードすることで、取引内容を自動的に識別し、損益を計算できるようになります。暗号資産の交換、移動、ステーキング、流動性供給による報酬取得、NFTの売買などに対応しています。

DeFiは「Decentralized Finance(分散型金融)」の略称で、ブロックチェーン技術を用いた銀行や証券会社などの中央集権的な管理者不在の金融システムです。

DeFi取引は従来の取引所取引と異なり、データが複雑で収支計算が困難です。クリプトリンク社によると、ユーザーが自力で計算することが難しいとの認識から、この問題に対応するために機能追加したそうです。

現在対応しているブロックチェーンはEthereum、BSC、Polygonですが、今後さらに追加される予定です。個人向けプランの利用料金は、2024年1月3日まで年額5,478円からで、2024年1月4日以降に始まる取引件数や機能を追加したアップグレードプランを契約する場合は、年額9,960円から。法人向けプランは年額19,800円からとなっています。

また、新機能の追加に伴い、12月31日までに初めて契約するユーザーを対象に、各プランが20%割引になるキャンペーンが実施されています。

クリプトリンク社は、今回の新機能追加について、「昨今の暗号資産の取引では、取引所を介さない取引やサービスを行えるDeFiの取引が人気を博しており、当社ユーザーの中でもDeFiの取引をされている方が多く、対応を希望する声を多くいただいておりました。そのようなユーザー様に向けて簡単かつリーズナブルにDeFiの計算をおこなっていただけるようサービスを提供することとなりました」とコメントしています。

クリプトリンク
https://services.cryptolinc.com/

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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