【AI解説】CHatGTPとGTP-3って何が違う？

2023年5月9日

ChatGTPが広く知られることになり、同時にGPT-3という言葉も使われるようになりました。
Chat-GTPは使ったことがあるけど、GPT-3についてはよくわからないということもあるのではありませんか？
今回はGPT-3について詳しく解説していきます。

CHatGTPとGTP-3とは

それぞれを簡単に言うと下記になります。

GTP-3→言語モデル
CHatGTP→サービス

CHatGTPというサービスに使われている言語モデルがGTP-3です。
GTP-3の前にはGTP-1とGTP-2というモデルもありました。
現在、GTP-4が月額課金サービス(CHatGTP Plus)を契約することで利用できるようになりました。

言語モデル
人間が話したり書いたりする言葉を単語の出現確率でモデル化したもの

モデル化
モデリングの事→共通する性質を抽出し簡略化したモデル(模型)を生成すること

GTP-3は1750億個のパラメータと今までの学習データをもとに以前のバージョンよりも高い精度で文章の生成が可能となっています。
とくに文脈の理解や推論を組み立てる能力が向上していて、多言語での対話も可能になっています。

CHatGTPはそのGTP-3を使いチャットボットとしてのサービスを提供しています。
会話の流れを解析し、適切な回答を自動的に生成することができます。
会話の中からユーザーの求めていることを把握し、柔軟な対応を返してくれるでしょう。

GTP-3は膨大なテキストデータを用いて学習することで文章の生成や要約、チャットに入力された質問への返答や翻訳など様々なことに対応できるようになりました。

CHatGTPはチャットボットとしての機能に特化しており、特に対話形式での質疑応答やアドバイスなどのサービスを受けることができます。対話を通して学習を重ねてより自然な会話ができるようになりました。

GTP-3はテキストに特化しているとはいえコンテンツの生成や言語の翻訳、検索エンジンの最適化などの様々な分野に活用されています。

CHatGTPはアドバイスの提供やカスタマーサポートなどのチャットボットとして搭載されるなど、ユーザーとの対話が必要となるものに活用されています。

CHatGTPは高い性能を持っていることで最近注目を浴びていますが、まだまだ課題が残っている状態です。例えば長い文章や文脈だと正確に意図した内容を読み取るのか難しい場合やプライバシーに関する懸念、誤情報の生成など問題点もあり、注意喚起を呼び掛けられることもあります。

この先もっとAI開発技術は進歩し、私たちの生活や仕事に大きな影響を及ぼしていくことでしょう。
ですがそれを利用する際に適切な利用が必要とされることが予想されます。
日々新しい技術が開発される現代なので上手に付き合っていきましょう。