生成AIデザイン「プロンプトTシャツ」リアルとメタバースで同時販売

生成AI技術を活用したファッション事業を展開するOpenFashion社が、同社が手がけるファッションブランド「accelerando.Ai(アッチェレランドドットエーアイ)」より、生成AIによるデザインがプリントされた「プロンプトTシャツ」を販売開始。実際に着用できるリアルウェアと、メタバース上でアバターが着用できるデジタルウェアを同時展開しています。

OpenFashion社は、生成AI技術を活用したファッション事業を展開する企業です。同社は今年3月、ジェネレーティブAI、バーチャルファッション、Web3などの最新テクノロジーを活用し、ファッションに関するさまざまなサービスやブランドを開発するプラットフォーム「OpenFashion」を提供開始。

また、7月にはジェネレーティブAIを活用し、ユーザー生成プロダクトを取り入れたコラボを行うファッションブランド「accelerando.Ai」を立ち上げています。同ブランドが展開するアイテムのデザインは、画像生成AIのMidjourneyをはじめとしたジェネレーティブAIによって作られていることが特徴で、人とAIのコラボアイテムになっています。

今回OpenFashion社が発表したプロンプトTシャツは、今年7月6日から1か月間開催されたファッションデザインコンテスト「accelerando.Ai – AIファッションチャレンジ #3」の受賞作品で、デザイン総数6,400点の中から選ばれた全38種のリアルウェアとデジタルウェアです。

リアルウェアはOpenFashionの公式サイトから購入可能で、デジタルウェアはメタバースプラットフォーム「ZEPETO(ゼペット)」にて、アバターが着用できるアイテムとして販売しています。なお、リアルウェアとデジタルウェアの同時販売および、リアルウェアの展開はaccelerando.Ai初の取り組みとのこと。

リアルウェアの価格は1枚5,500円(税込)、サイズ展開はS〜XXLの5種類。デジタルウェアの価格は1枚3ZEM(ZEPETO内の通貨、約30円)となっています。

OpenFashion社は今回の取り組みについて、「AIの発展によってこれから創作活動は大きな変化が生まれ、誰もが創作する世界の中で従来のファッションブランドは今までとはまるで違うものになっていくと考えています」としたうえで、「accelerando.Aiはユーザー生成プロダクトを活用しながら、ジェネレーティブAIクリエイターによる製品デザイン、メタバースやリアル製品へ展開なども今後積極的に取り組んでまいります」とコメントしています。

同社は今後も定期的にファッションデザインコンテスト「accelerando.Ai – AIファッションチャレンジ」を開催するそうで、生成AIでデザインができる手軽さから、クリエイターの裾野が広がる取り組みになっていくかもしれません。

OpenFashion公式サイト
https://jp.open-fashion.com/

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大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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