アトノイ、Webブラウザ上でNFTを発行できるサービス「SMT」リリース

ブロックチェーン企業のアトノイが、同社が公開しているSDKライブラリー「SolanaSuite」を利用し、Webブラウザ上でNFTが発行できるサービス「SMT(SMart Token tool)」をリリースしました。

アトノイは、「あらゆるモノやコトを個人に帰属させる社会と経済を創造する」「自律分散型の社会を支えるエコシステムを構築する」をミッションに、ブロックチェーンのコンサルティングやスマートコントラクト開発事業を展開する企業です。

SMT 」ウェブサイトより

今回リリースされたSMTは、同社が公開しているSDKライブラリー「SolanaSuite」を利用し、Webブラウザ上でNFTが発行できるサービスです。

SolanaSuiteは、アトノイが今年7月にオープンソースソフトウェアとして公開したソラナ(SOLANA)での開発を効率的に行うためのSDK(※)ライブラリー。NFTの発行、暗号資産ウォレット「PhantomWallet(ファントムウォレット)」との連携などに必要なプログラムが含まれています。

(※)Software Development Kitの略称で、システムに対応したソフトウェアを開発するために必要なプログラムや技術文書などをひとまとめにしたもの。

ソラナは、2020年3月に公開されたブロックチェーンプラットフォームで、同プラットフォーム上で扱われる暗号資産(ソラナ・SOL)は、他のブロックチェーンとの相互運用ができることや、取引コストの安さ、またすでに多くのプロジェクトと提携していることなどから人気となっています。

多くの暗号資産では売買によって得られる利益を目的にした資産運用が図られていますが、ソラナは長期保有することによってステーキング報酬(インカムゲイン)を得ることも可能になっているのが特徴です。

SMTの利用には暗号資産ウォレットPhantomWalletが必要で、PhantomWalletをインストールしたWebブラウザ上で、NFTを発行することができます。

具体的には、WebブラウザにPhantomWalletをインストールしたうえで、SMTのサイトにアクセスするとPhantomWalletのアプリを接続することができ、名称や説明文など必要な情報を入力すればNFTの発行が完了。対応画像は、10MB以下のjpg、pngとなっています。

なお、SMTは無料で利用できますが、NFTを発行するにはソラナブロックチェーンへ支払う手数料として暗号資産(ソラナ・SOL)が必要とのこと。

アトノイはSMTの発表にあたり、「多くのユーザーへ暗号資産の取引以外のブロックチェーンを体験してもらうために、アトノイではNFTが簡単にスピーディに発行できるサービスSMTを無料で提供します。ブロックチェーンによってあらゆるモノやコトが個人に帰属したことを証明できるスキームを利用したアイディアの可能性は無限大です」とコメントしています。

SMT
http://smt.atonoy.co

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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