NFTと実物商品の紐づけをQRコード付きのシールと専用アプリで行うサービス「Lighthouse(ライトハウス)」のベータ版を、Web3企業のCollectors Marke(コレクターズマーケット)がリリースしました。
Collectors Markeは、「新しいブロックチェーンの可能性を拓く」をテーマに、日本・スペイン・ブラジル・カナダと多様な文化背景を持つメンバーが立ち上げたWeb3企業です。
今回発表されたLighthouseは、NFTと実物商品の紐づけを、QRコード付きのシールと専用アプリで行うサービスです。事業者はQRコード化されたNFTをシールとしてアート、食品、飲料、スポーツグッズ、コレクターアイテム、カフェの限定メニューなど、様々な実物商品に取り付け、購入者はNFTを集めたり売買することができます。
また、事業者はメッセージ機能でNFT保有者を対象に特別アイテムの付与、キャンペーンやイベント開催の告知、SNS機能でNFT保有者と相互に交流するコミュニティを作成することが可能です。
暗号資産(仮想通貨)を必要とせず、日本円でNFTの発行・管理をすることが可能。Lighthouseで取り扱われるNFTは、OpenSeaやFTXといったNFTマーケットプレイスに対応しています。
Lighthouseは、例えばコーヒー店が限定商品を販売し、カップにQRコードシールを貼ると、購入者はスマホにLighthouseアプリをダウンロードしてシールからQRコードを読み込み、NFTを入手するという使い方ができます。
事業者はNFTをクーポンとして発行することができ、NFTの保有者にコーヒー店からキャンペーンやイベントの通知を送るなど、マーケティングツールとして活用することが可能です。
QRコード×NFTが今後増えていく可能性も
QRコードのNFT活用事例としては、店舗・施設に訪れた際やイベント参加時にQRコードを読み込むと、暗号資産ウォレットなしで来店NFTやイベント参加記念NFTを発行できるサービス「ProofX(プルーフエックス)」の例があります。
ProofXの「QRコード+位置情報」は、ユーザーが利用している端末の位置情報と、事業者があらかじめ登録しておいた住所を比較することで、店舗や施設にいることを確認できる発行方法で、店舗、観光施設でのNFT発行に活用することができます。
ProofXでは一度だけNFTを発行できるQRコードを、必要な数だけ発行できる「ワンタイムQRコード」や、一度だけ発行できるURLを必要な数だけ発行できる「ワンタイムURL」など様々な発行方法が用意されています。
事業者がマーケティングツールとしてNFTを使う場合、ユーザー側の環境構築がハードルになります。QRコードを使ったNFTの発行であれば、ユーザーは専用のアプリをダウンロードするだけでNFTを受け取ることができるため、今後はLighthouseやProofXのようなサービスがさらに増えていくのかもしれません。
Lighthouse
https://www.lighthouse.store/l/ja-JP/
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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