VR映像サービスなどを手掛ける360Channelは、ソフトバンクが提供するXRコンテンツをメインとしたNFTマーケット「NFT LAB」のユーザーに限定したメタバースをリリースしました。
360Channelはコロプラの子会社で、VR・AR・MRコンテンツの制作や、メタバースに関するサービスを提供している企業。同社が手掛けるWEBmetaverseは、アプリのダウンロードなどが不要で、URLをクリックするだけのウェブサイト感覚で利用できるメタバース空間です。
福岡ソフトバンクホークスの2022年春季キャンプでは、現実のキャンプ地の様子を再現した「バーチャルホークス春季キャンプ2022in宮崎」を創出。ファンたちの注目を集め大規模な集客を実現しました。
また、WEBmetaverseは、LINEアカウントと、LINEのブロックチェーンメインネット「Finscia」との連携も実現。膨大なユーザーを持つLINEの機能を活用できるようになり、NFTもより手軽に利用できるようになっています。
こうした強みを持つWEBmetaverseが、新たなサービスとしてNFT LABとの協業でスタートしたのが、2023年5月11日にオープンした「そこさくメタバース」です。
そこさくメタバースは、NFT LABで販売された、櫻坂46メンバーのオリジナルデジタル3Dフィギュア「櫻坂46 そこさくNFT 3Dフィギュアバター」を購入した人だけがアクセスできるバーチャル空間。購入者はフィギュアを自分のアバターとして使用でき、ユーザー同士でリアルタイムチャットなどを駆使してコミュニケーションをとることも可能です。
また、そこさくメタバースでは撮影機能や様々なエモート機能も利用でき、毎日引けるカプセルトイも用意されるなど、エンタメ要素も多数。3Dフィギュアはソフトバンクとリアライズ・モバイル・コミュニケーションズが共同運営するxRスタジオで3次元撮影(ボリュメトリック撮影)した上でリアルなアバターとして再現され、バーチャル空間で気分を高めてくれます。
さらに購入者特典として、櫻坂46のメンバー本人がそこさくメタバースに登場する“スペシャル購入者限定イベント”も開催予定とのこと。イベントの開催日程は、3Dフィギュア購入者のNFT LABマイページで通知することとなっており、こうしたクローズド性がさらにファンの心をくすぐります。
ちなみに、WEBmetaverseには企業やプロジェクトの内容に合わせてオリジナルで作る“プレミアムプラン”と、テンプレートの空間サンプルから選択し、ロゴや広告を配置して作る“ライトプラン”が用意されています。前述の「バーチャルホークス春季キャンプ2022in宮崎」はプレミアムプランで構築されており、現地を知る人も納得のクオリティ。また、ライトプランはサービスオープンが最短1カ月で可能という設定です。
こうしたサービスを提供する上で、360Channelが掲げたコンセプトは「Let’s have your own world! ~Website感覚で、1社に1つのメタバース空間を~」というもの。自社のホームページを作るような感覚で、気軽にメタバース空間を作ることができるWEBmetaverse。今回のそこさくメタバースをステップとして、次はどんな展開を見せてくれるのか楽しみです。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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